身長を伸ばす方法を必死で探していると思いつくこととして、海外製のサプリメントであればどうなんだろう?ということがあります。
身長って本当に伸ばしたいと思っても、そう簡単には伸びてくれないものです。もしかすると海外製であれば日本では使われていない有効な成分が含まれていて、今からでも身長を大きく伸ばせるのでは?
そんなことを考えてしまうということもあるかもしれません。
サプリメントといえばアメリカというイメージがありますが、実際のところ身長を伸ばすサプリメントに関してはどうなのでしょうか?
目次
アメリカのサプリメント事情について

サプリメントの国といえば、アメリカ。
アメリカで先に開発されて、後程その成分、サプリが日本に入っているということも多いものです。
アメリカはサプリメント先進国ということで、本当に一般的にサプリメントが普及しています。
なぜアメリカではそんなにサプリメントが進んでいるのか、これはお国柄といってしまえばそれまでですが日本とは違う制度が影響していると思われます。
アメリカではたびたび話題になっていますが、保険制度が異なります。日本では国民皆保険ということで、絶対に健康保険に入っていて、病気になったときには3割負担等で診察が受けられます。
これがアメリカでは、ここまで整った保険制度がありません。一部ありますが、全員が入っているわけではないため、いざ病気になったときに保険に入っていなくて保険が受けられない人が多くいるとされています。
6人に1人が医療保険に入っていないという話まであります。
オバマ政権のときに整備しようとしましたが上手くいかなかったようで、今後もどうなるかはわかりません。
アメリカの医療費は高すぎる
アメリカで病気になったときの医療費が高すぎるというのは有名な話です。
日本からアメリカに駐在する人も本当に医療費は悩みの種で、病気の治療のために日本に帰ってくるというような話も聞きます。
保険制度が上手く成り立っていないというのもありますが、それだけではない要素が大きいようです。
下手に手術をすることになってしまうと数百万円の請求がきてしまいます。日本で受ければ10万円ですむような内容でもです。
入院だけで100万円を超えたという報告もあります。
こうした医療費問題があり、日本ほど簡単に病院にいけばなんとかなるというような社会ではないということがあります。
マクガバンレポートが影響した

アメリカ人の意識が変わってサプリメントを重視するようになった理由としてマクガバンレポートと呼ばれるものがあります。
正式には、「アメリカ合衆国上院 栄養問題特別委員会報告書」というもので、5,000ページ以上の膨大な量の報告です。
1977年に発表され以下のような内容が注目されました。
●ガン、心臓病、糖尿病などの原因は現代の食事にある。
●現代の医師は栄養素の知識をまったく持っていない、このために病気が治らないのだ。
現在は薬に頼った医学だが、病気を治す根本は薬ではなく自然治癒力。それを高めるのに最も大切なのは食べ物である。
●これまでは病原菌退治中心の医学だったため、栄養コースを必須にしている医大はわずか4%である。医師の再教育が必要だ。引用) アムリターラ公式サイト マクガバンレポートについて
https://www.amritara.com/amritarafoods/column/201411277693.html
これは要するに現在の医療だけでは頼りにならず、食生活を見直して、栄養を重視して、健康になっていかなければと言えるものです。
ここから、病院に頼るのではなく、日常の食事にサプリメントを加えて健康な状態を保つということが習慣化されていったと言われています。
日本とは異なる切羽詰まった状況があるということで、サプリメントの重要性が全く異なっているのです。
このため、アメリカではサプリメントが非常に多く開発され、サプリメント各社の競争も激しい良いものも多いではということが想像できます。
日本製サプリメントとアメリカ製サプリメントの違い

アメリカはサプリメントについて進んでいるということを言いましたが、今現在において日本製のサプリメントとアメリカ製のサプリメントではどのような違いがあるのでしょうか。
まず、成分配合量の違いがあります。
日本でサプリメントを販売しているものは、厚生労働省の発表している日本人の食事摂取基準を参考にして配合を決めています。
1日に必要な成分の〇%が摂取できます!というようなことが書かれているものが多いですが、すべてそれは日本の厚生労働省の基準があるからです。
この基準はアメリカだと当然違っていまして、アメリカ食品医薬局が定めたRDA(推奨栄養摂取量)があります。
基準がもともと異なるということがありますが、アメリカの場合、サプリメント会社間の競争に勝つため、この基準量の数倍が含まれているようなものも販売されています。
中には基準量の10倍以上の配合量が含まれているものもあります。
日本では、そこまで極端な成分配合ということは基本的に考えにくいものになります。
配合成分も異なります
日本製サプリメントとアメリカ製サプリメントではその配合成分も異なってきます。
法律による規制の範囲が異なるため、日本で規制されていても、アメリカでは問題ないとされている成分もあるわけです。
一般的には日本の方が規制が厳しいです。
効果があるとされている成分があるのに日本にいるために規制で利用できないというようなものもあります。
あくまで一般論の話であり、これが身長を伸ばすためのサプリメントであると具体的にどうかというところまではわかりません。
海外製サプリメントを利用するときは成分に何が入っているのかをきちんと確認した方がいいでしょう。
海外製なら身長を伸ばす効果が高いとはいえない?

海外製、特にアメリカのサプリメントを使えば、日本で販売されているサプリメントよりも効果が期待できる、より身長を伸ばすことができるようになるのでしょうか。
これは必ずしもそうではあるとはいえない部分があります。
むしろ本当にそうする必要性があるのかどうかという心配の方が大きいです。
日本では販売されていないような量の成分を摂る必要があるのか、日本では許可されていないような成分を摂る必要があるのか、このことについて答えられる人はいないでしょう。
栄養分は摂れば摂るほどいいのかというと、そうではありません。
人の必要とされる摂取量は決まっていて、その基準を超えてしまうと、余分な成分として吸収されずに対外に排出されてしまいます。
余計な成分をとっても排出されるから大丈夫という考えもあり、それも正しい部分も多いのですが、中には摂りすぎは害になるものもあります。
ビタミンDの場合、過剰摂取で腎機能障害、食欲不振、嘔吐、神経の興奮などの症状が現れるとされています。
普通に日本で販売されているサプリメントであれば、過剰摂取になるという問題は通常起こりえませんが、海外製となるとその保証は何もありません。
もしかするとアメリカ人にとっては、問題なく効果があっても、日本人には合わないということもないとはいえません。
筋トレ関連のサプリメントでは詳しい人が海外のサプリを使用するというようなことはよくありますが、身長を伸ばすサプリメントに関しては情報が非常に少なくリスクが大きいと思われます。
アメリカ製で非常に怪しいものもある

日本でもアメリカ製のサプリメントを購入できるような場所もあります。
実際にアメリカの身長を伸ばすサプリメントを見てみるとどうかというと、非常に怪しいものもあるのです。
例えば成長ホルモンをスプレーするというようなサプリメント。
サプリメントと呼ぶのが正しいのかはわかりますが、スプレータイプのものは日本ではほとんど販売されていませんが、海外製であると存在します。
この効果についてはかなりの疑いがあります。
スプレーをしたところで、身長が伸びる成分がどうにかなることはないのではないかという見解が多いです。
実際に伸びたという例も聞きません。
似たようなもので、一見凄そうな成分が入っていると書かれていても、具体的に何の効果があって、どこで証明されているのか、非常に怪しいものが多くなっています。
実態がよくわからない権威には気をつける
アメリカで開発された有名な成分、どこかの博士が開発した、アメリカで大人気となると、どうしてもその権威性によって魅力的なサプリメントに見えてしまうということはあります。
でも、海外製の場合、それが本当に良い成分なのか、日本ではどのような見解となるものなのかがわからないものも多いです。
もし本当に良い成分が新しく誕生したのであれば、とっくに日本でも取り入れて販売する会社が出てもおかしくないのではないでしょうか。
日本では何か販売できない事情があって、海外製となっているというのは、やはり疑いを持ってしまいます。
そうはいうものの、筋トレ系サプリメントで海外製で良いものがあったりすることも事実です。今現在、日本で誰かが勧めていて、それが信頼できる情報であるのであれば手を出してみるのはいいでしょう。
誰も知られていないようなサプリメントをわざわざ第一人者となって購入したり、使用することはありません。
他の海外のサプリメントはどうなのか?

ここではアメリカ製のサプリメントの話をしましたが、他の海外製サプリメントはどうなのでしょうか?
身長を伸ばすサプリメントの場合、もうここの情報は全く未知数です。
アメリカか、または英語圏であればまたその内容を見ようもあるということになりますが、英語圏を離れてしまうと、もはやその信頼性を追うことも難しくなってしまいます。
他のジャンルであれば、現地の日本人であったり、日本人向けに販売しようとする人達が情報を流してくれるということもありますが、身長を伸ばすサプリメントというジャンルにおいてはあまりにも情報が少なさ過ぎます。
日本でもサプリメントを販売する会社が増えていますし、あえて海外情報にこだわる必要がなくなっているのでしょう。
日本製のサプリメントを選んだ方がいい理由

身長を伸ばすサプリメントを選ぶのであれば日本製のものを選んだ方がいいです。
それは何故か、もうここまで見ればわかる通り、
・配合成分が異なるリスク
・身長が伸びることが証明できない
・日本でできないことが海外でできるという証明ができない
こうしたことがあります。
日本人が飲むのであれば日本製のサプリメントを使う方が安心です。
特に身長を伸ばすサプリメントというのは、情報が少なく日本製であっても、それでも怪しいものも多くあります。
信頼できるサプリメントを選ぶということを考えると、海外製を使う必要性というのは本当になくなってくるのかなと考えます。
有効な成分は既に日本でも取り入れられている

身長を伸ばすのに有効と言われる成分については、日本で販売しているサプリメントでもすでに多く取り入れられています。
アルギニン、α-GPC、スピルリナ、各種ビタミン等、実際に日本のサプリメントを飲んで大きく成長したというような声はたくさん届いています。
あくまで個人的見解ですが、今のところ日本のサプリメントを飲んでも伸びない人が海外製サプリメントを飲めば伸びるというようなことは考えにくいです。
医学的な証明が新しく出たとすればそのときに新しく考えた方がいいのです。身長を伸ばす方法は日本でもあるのですから、まずは日本でできる方法を実践していきましょう。
今後はわかりませんが、現時点において余計なリスクを負う必要性はありません。
特定成分だけに頼る必要性は薄い

身長を伸ばすということを考えると何か特定の成分を摂ればいいのではという考えが浮かびがちです。
確かに身長を伸ばすのに良い成分というのはあるのですが、それはあくまで良い成分としての一部であり、結局のところ身長を伸ばすのには総合力が効いてきます。
特定栄養素だけを摂れば伸びるのではなく、総合的に良いものを食べて、良い栄養を摂取して、体の栄養バランスを整えていくということ。また、食べ物以外にも運動や睡眠などの生活習慣を見直していくことも必要です。
実は、本当に必要なのは栄養ではなく睡眠だったという人もいるかもしれません。
特定成分ではなく、全体的なビタミン量が不足していたために成長が遅れていたという人もいるかもしれません。
魅力的な名前の成分が出てくるとついついそのことにこだわりがちになりますが、本当の原因というのは誰にもわかりません。
なるべく身長を伸ばすための総合力を高くしていった方がいいのです。
子どものことを考えたリスクのとり方

サプリメントで魅力的なものがあればいろいろと試してみる。
サプリメントマニアの人であれば、次々に試したり、海外のものが気になるという人もいるでしょう。
自分で試すのであればちょっと何かがあっても自分のせいですし、いいかもしれません。
ですが、身長を伸ばすサプリメントというものは原則子どもが飲むというもの。子どもが飲むサプリメントに関してはリスクが高いものは避けるべきでしょう。
ダイエットをしたり、筋肉をつけるようなサプリメントでちょっと失敗をしても、それは後からどうにでもなるようなものだったりします。
でも、身長を伸ばすという行為は効果が出る期間が限られているものです。大人になってしまうと、どう頑張っても伸ばせる範囲は限られてしまいます。
期間が限られているからこそ、良いものを使いたい、この気持ちもわかりますが、リスクを高くとりすぎることはよくありません。
今は日本国内でも良いサプリメントが多く販売されています。
まずは日本国内の有名サプリメントからチェックしていくようにしましょう。
まとめ

ここではアメリカ製のサプリメントは日本のサプリメントと比べてどうなのかということについて話をしました。
他のサプリメントジャンルにおいては海外製が有効というような話も聞きますが、身長を伸ばすということに関するサプリメントとしては、海外製のものを使うことはリスクが高く、おすすめしていません。
興味を持つのは悪いことではありませんが、まずは日本の有名なサプリメントを使う方が、実際に伸びたという実績も多く出ていますしおすすめできます。
ここでもおすすめできるサプリメントを紹介していますので是非チェックしてみてください。
・身長を伸ばすのであればプラステンアップαのサプリメントもおすすめです。
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