両親の身長が低いと子供の身長は低くなりやすい?

身長に関して多くの人が関連していると思うのが「遺伝」の影響です。

実は今では遺伝の影響はそこまで大きくないというような説が有力となってはきているのですが、それでも多くの人が遺伝を信じていたりします。

多くの人が遺伝を信じるというのはそれだけの根拠がある結果になりがちということだからという面もあります。

では、両親の身長が低いと実際に子供の身長は低くなりがちなのでしょうか?これは遺伝の要素もあり、また異なる要素としても実際に低くなりがちというところはあります。

ここでは両親の身長との関係について見ていきます。

遺伝が影響して身長161cmとなった例

身長に関連する本を見ていると、身長161.4cmとなった防災王と呼ばれる方の本がありました。

身長に関してかなりのコンプレックスを持って悩んで今ではそれを克服して、体を鍛えて消防関連の仕事についたという方のようです。

その方の身長を見てみますと成人の男性で今161.4cm。
両親の身長は父親が158cm、母親が152cmというような身長だったそうです。

男性身長の平均が約171cm、女性の平均が約158cmとすると、父親でマイナス13cm、母親でマイナス6cmということで両親世代の身長も平均より低く、本人も平均マイナス10cm程度というような状態で収まりました。

この数値だけを見ているとかなり遺伝の影響が顕著に作用したという感じは見てとれます。

ちなみにこの方は、だんだん伸びなくなった等ではなく、小さいときからまわりと比べて常に身長が低かったということです。幼稚園時代にもまわりと比べて10cm以上低かったとされています。

身長が高ければいいというものではないにせよ、結果遺伝としかいえないような身長になり、本人も相当なコンプレックスを抱く結果になり苦労したそうです。

他の人の身長例

他の人の身長例を見てみます。

男性で身長は約165cmということで、世間平均に届かずに止まってしまった人の両親を見る機会があったのですが、父親は167~8cm程度、母親は150cm程度というようなイメージがありました。

既に両親は65歳を超えているので年齢とともに縮んできた可能性もありますが、いずれにせよそこまで高くなく、子供もまた低い範囲におさまったというように見えます。

父親よりも身長が高くなるという例もあります。

子供が170cmくらいの男性で父親が160台前半程度というような例もあります。
完全に遺伝で同じ範囲になるのではなく、高くなることもあるのですね。

これだけを見ると遺伝とは関係がなさそうに見えますが、実は父親世代の身長は、その年代にもよりますがまだ平均身長が低い時代であり、今と同じ基準では計れなかったりします。

年輩の父親の場合は、まだ当時は食生活が現代化している途中で平均身長が伸び始めたくらいで、そんなに低い身長ではなかったのかもしれません。

このような事情もあり単純に遺伝の影響がどこまで関連しているのかというのは難しいのです。

両親の身長が低くて、子供の身長を心配している声も多い

両親の身長が低いと、子供も身長が低くなって苦労するのではないか、そんな声も多くあります。

 

質問1

両親の身長が低いと子どもの身長もやはりあまり伸びないのでしょうか?
主人も私も156センチです。
小6の息子は身長が高い子と比べると顔一つ分(20センチくらい)差があります。
成長曲線にはギリギリ入っており、治療の対象にはならないとの事です。

男の子ですし、最終的に160センチ台で主人よりは大きくなってほしいなと思っていますが、食べ物やサプリメントといろいろ試していますが、どうあがいても仕方のない事なのでしょうか?

食事やストレッチなど、身長を伸ばすのに効果がある事を知っている方いらっしゃいましたら教えていただきたいです。

よろしくお願いします。

ヤフー知恵袋より
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14213762834

質問2
身長の低い両親から
身長の高い子どもは遺伝的に絶対に生まれないのですか?
例えば祖父がとても背が高くて両親が低い場合などはその子供に祖父の身長の遺伝が行くことは ありえませんか?

このような質問をよく見かけます。
実際に両親が低くて自分達が苦労したという経験があるからこそ、子供の身長はなんとかしたいという想いが出てきますよね。

女性の場合、そこまで身長が低すぎる等がなければそれは個性になりますが、男性の場合、日本ではどうしても低いと損をするような傾向が見えてきます。

もちろん身長の低さを補える他のことがあれば問題はなく、身長が低いだけですべてが決まるというようなことはありませんが、それでもやはり身長は高い方がいいと思うものです。

遺伝の影響の心配はどうしても出てきてしまいますね。

予測身長の計算式というものもあります

予測身長の計算式ということで子供の身長を知る方法もあったりします。

この方法が正しいのかどうかということは個人的に疑問を感じていますが、こちらについては、別の記事で詳細を書いています。

→予測身長の計算式は本当に正しいのか

結論としては、計算式で身長を出すというのは不可能だと考えています。

実際にその数値に当てはまらない例もいくらでも出てきています。
人間の身長を算出するなんてことは簡単な数式で判断できるようなものではありません。

遺伝の本当の影響はどうなのか?

遺伝についてはまわりを見てみると、確かに両親と似たような傾向で身長が低くなるケースが多くみられています。

では、実際に遺伝の影響はどうなのか?というところですが、実は今では遺伝は20%~30%しか関係ないというような説が有力になっています。

あくまで説の一つであって絶対ではありません。
では何が関係するのかというと、「生活習慣の影響が大きい」といえます。

身長を伸ばすのに大事なこととしては定番と言われるのが栄養・運動・睡眠。この3つを中心にどのような生活習慣を持っているのかということが重要です。

なぜ遺伝ではないのか?ということですが、これまでの平均身長の変化から読み取れる事実があります。日本人の平均身長はずっと同じような数値だったわけではなく、かなりの変動があるものになっているのです。特に戦後の生活の欧米化、現代化において平均身長は大きく伸びました。

こんなに短期間で平均が変わるというのは遺伝的には無理があります。
やはり生活習慣の改善による身長が伸びる効果というのは相当にあると考えられます。

両親の身長が子供に影響する本当の理由

両親の身長が子供に影響する本当の理由は何か。

その一つは遺伝であり、一定要素があるということは事実ですが、もっと大事な部分は生活習慣であり、子供と一緒に生活している以上生活習慣も自然に子供に影響していくということです。

子供が独立して一人で生活するのは大抵の場合、成長期が終わって大人になってから。

一般的には、子供が大きくなるまでは両親と一緒に大半の時間を過ごしていきます。長い時間離れるといえば、学校の時間くらいでしょうか。

寮生活の学校でもなければ完全に栄養が考えられた食事をするのはお昼の給食くらいで、あとは両親が用意したごはんを食べます。そして子供が小さいうちは両親が指示する時間に寝て、両親が指定するような習い事をしたりするわけです。

こうした日常生活の積み重ねが少しずつ他人と差がついていきます。
両親がスポーツ選手であった家、両親ともに高身長であった家、両親の身長が低かった家において、生活習慣が少なからず違ってくるはずです。

・実は身長を伸ばすのに効果的な運動をしていた。意識していなくても自然と小さいときから運動をしているのが伸びにつながった。

・もともと健康について意識が高く、両親、子供ともに栄養価のあるようなものを食べていた。子供時代からサプリメントも飲んでいた。

・健康的な生活リズムを守ることに厳しく、夜更かしは禁止、寝る直前もテレビ等をみせずに常に早寝早起きをしていた。

このような繰り返しが身長アップに繋がっていく可能性は高いでしょう。

遺伝の範囲と数cmズレが当たり前に起こるとすれば?

遺伝の影響はそこまでではなく、生活習慣が結構な割合で影響してくる。

この説の方が説得力があります。
両親の身長が低いと子供の身長が低くなりやすいというのもこの説であれば納得できる部分もあります。

また、実際には両親の身長を大きく超えるような子供も結構見かけますし、兄弟間で身長が全く違うということもよくあります。

遺伝の割合が異なった、隔世遺伝があった等の要因も出てはきますが、本当にそれだけで決まるとはとても思えないようなケースも多くあるのです。

遺伝である程度の身長のベースはできるとしても、そこから数cmのズレが起こることは当たり前ですし、数cmどころではなく大きく成長させるということも可能になるかもしれません。

もし遺伝で決められた身長よりも+5cm大きくなることができるとすれば

身長155cmの人は160cm
身長160cmの人は165cm
身長165cmの人は170cm
身長170cmの人は175cm

これだけ変われば、本人としてはかなり満足のできる変化となってきませんか?

遺伝で1cm単位で完全に決まるということがありえないとすれば親と子供の努力次第でなんとかなることも多いはずです。

親がコントロールする必要があります

子供の身長をきちんと伸ばしていくには親がコントロールする必要があります。

子供の生活は子供でといってもなかなか小さな子供は自分で規則正しい生活を続けるということはできません。

身長に影響するということを言っても、子供時代にはそのことを認識するのは難しいですし、成長期が終わりに近づく18歳以降になって重要性に気付いてももう遅かったりするのです。

生活リズムについては本人も頑張らなければいけませんが、食事については親が何を用意するか、子供に好き嫌いをさせないようにどうするかというところも大事です。

親の好みのまま、好きなものを用意して好きなものを食べていく。
そのことが一般的な家庭と比べて栄養の偏りが起こっていて、その結果子供の成長にマイナスの影響を与えてしまうということも十分あり得るのです。

親としてしっかりと子供の身長を伸ばせるようにコントロールできるか、また両親の身長が低いという場合、これまでの自分達の生活習慣に悪い面がなかったかということを見直してみて、子供に同じ状態にさせない工夫をしていかなければいけません。

子供の栄養コントロールをサプリメントで行う

子供の栄養コントロールを気をつけていかなければと思ってもどう気をつければいいかがわからない。

そう感じる親は多いと思います。
なるべくバリエーションを持った食事を、おやつや炭水化物のものを少なくして栄養価の高い食事を用意する。

言葉ではいうのは簡単ですが、実際には結構悩むものになりますし、一時的に健康食を用意していっても、それを毎日続けるとなるとかなり大変です。

しかもその頑張った食事が本当に栄養面で正しいのかどうかはわかりません。

こうした悩みが出てくることを考えると、子供の成長を促す、身長を伸ばすサプリメントを利用してみるというのもいいのかなと思います。

基本的に身長を伸ばすための栄養を整えてくれるものになりますので、普段の食生活が大事なことには変わりありませんが、多少の栄養の偏りに関してはサプリメントで調整してくれるはずです。

トップページで身長を伸ばすサプリメントについては解説をしていますのでこちらも見てみてください。

→身長を伸ばすサプリメントの記事へ

大きくなってからの成長サプリメントも

中学生・高校生くらいの年齢になってきて身長の伸びがある程度鈍くなってきた、伸びなくなってきたということもあります。

本当はもっと早い段階で生活習慣の見直しをしていけばいいのですが、もうある程度大きくなってから身長が低くて困ってきた、今さらだけどなんとかならないかと焦るということも出てくるものです。

それまでは身長は低くても、そのうちだんだん成長するかと思って放っておきがちですが、結果大きく伸びることもなく高校生くらいになっていよいよ焦りだすのです。

そんなピンチの状況でも、中高生を対象としたサプリメントも今は販売されています。代表的なものがプラステンアップです。

最初から中高生を対象ということで作られていますので、こうしたサプリメントを積極的に利用してみるのもいいでしょう。

→プラステンアップのレビュー記事はこちら

 

両親の身長の影響についてのまとめ

両親の身長が低いと子供の身長は低くなりがちなのか。

この答えはYESになります。
ですが、それは完全に遺伝というわけではなく、日々の生活習慣が影響しているということが判明してきています。

両親の身長が低いということは子供の身長も低くなる可能性は高いため、どうやってそれを防止できるのか、どうやって生活習慣を改善し、健康な生活を送ることができるのかを考える必要があります。

一例としてサプリメントも紹介しましたが、サプリメントだけがすべてではなく、また食生活だけがすべてというわけではありません。

どのような生活を送れるのか、どこを改善できるのか一度真剣に考えるようにしてみましょう。

・身長を伸ばすのであればプラステンアップαのサプリメントもおすすめです。

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