身長をwikipediaで調べてみてわかる情報は?内容のレビューと考察

身長wikipedia

身長についてwikipedia(ウィキペディア)を調べるという人はどれくらいいるのでしょうか?

何か研究をしていて調べるという人はいるかもしれませんが、自分や子どもの身長が気になって調べたり、伸ばす方法や伸びる要因等を調べるという人はあまりいないのかなとは思います。

結構一般的なことと比べるとマニアックな内容になってきますからね。

今回はwikipediaに目をつけてみて、ここでどのような内容が語られているのか、そのことについてどう思うか等を書いてみることにしました。

客観的データと事実を調べるということ

このサイトでは身長を伸ばすという方法をテーマにして記事を書いています。

身長を伸ばす方法となると本当にいろいろな情報がネット上に出てきます。その情報を見ると中には内容が矛盾するようなものもたくさんあります。

まだ身長を伸ばすという行為は完全に解明されていませんし、証明できないようなことも多く起こっています。

だからこそただネットに書いてあるからOKでその情報を信じるということではなく、しっかりとその情報が正しいかどうか、情報源が正しいかどうかを確認したいのです。

今回はwikipediaの情報を調べてみるということで、一般のサイトを見るよりは正しい情報が書かれている可能性が高いというものに着目してみました。

wikipediaであればあからさまに事実と反するもの、疑義があるものに関しては消去されてしまいますし、一定の信頼性はあります。

ただし、wikipediaは誰でも編集できるという特徴もあります。
第三者が悪意をもって正しくない情報を書き込むことも可能です。
また善意であっても、本当の情報を知らないで書き込むこともあるでしょう。

第三者が加筆修正もできますので信頼性としては高いものにはなりますが、これが絶対的なものでもないということで注意は必要です。

今回の参考)身長についてのwikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BA%AB%E9%95%B7
調査時期:2020年3月

日本人の平均身長を想像する

日本人の平均身長は今どれくらいになるのか。
身長を気にしている人、身長が足りなくて悩んでいるという人は、平均について気になることかと思います。

ネット上の情報を見ると、
・若い人は身長が高くなっている
・若い人はスタイルがよくなっている
・男性であれば175cm以上が普通にいる
というような話も流れ、まるで日本人の身長はどんどんよくなっているようにも思えます。

ですが、現時点での情報を見るとそうでもいえないことがわかってきます。

「日本人男性の20歳以上の平均身長は167.6cmで、20~29歳の平均身長は171.4cmであり、日本人女性の20歳以上の平均身長は154.1cmで、20~29歳の平均身長は157.5cmであった。」

これが出てきている答えです。
男性で平均身長167.6cmというのは、20歳以上のすべてを含めているので年輩の方々の身長も入り若干下がっているのかなと考えられます。

一般的な成人の身長となるとここで出てくるとおり、男性171.4cm、女性157.5cmであり、これは現在もほぼ変わらないものであるといえるでしょう。

どちらかというと昨今は身長は下がっている傾向にあり、もしかするとこの平均も若干押し下げているかもしれません。

10代の若者の身長が低くなっている?男子が平均170cmに届かない事実

2019年12月12日

このような情報を見ると、決して若者の身長がどんどん伸びている。日本人は高身長化しているとはいえないということもわかります。

平均身長が低い方が健康?

日本の中で生活していると、身長は高い方があらゆることに有利というように見えるかもしれません。

日本だけではなく欧米的な価値観でもおそらく身長は高い方がいいというような雰囲気はあるでしょう。

恋愛であったり、ファッションであったり、就職・転職であったり、社会的活動であったり、高身長の方が見栄えが良いということは事実あるのかもしれません。

ですが、健康においては高身長の方が不利になるという事実もあるようです。

「身長は平均余命のような他の健康要素と密接に関連しているからである。研究によると、身長が低いことと平均余命が長いことには相関関係がある。また、低身長の人は低血圧である可能性が高く、がんになる可能性は低い」

「低身長は慢性静脈不全のリスクを低下させる」

健康関連においては、低身長の方が良いということ。低身長の人にとってはメリットですね。

他にも歳をとったときの介護等のときにも身長が高すぎると不利になることもありそうです。

体が大きければ健康というわけではなく、いろいろな病気になるリスクも高まっていくということ、また体にかかる負担も大きくなっていくといえます。

それであれば身長が低くてもいいと言えるわけでもないですし、そもそも身長が高いか低いかというのは生活習慣による後天的差はあるにしても自分で選べるものかというとそういうものではありません。

どちらが良い悪いというものではなく、そういうものなのだという一つの指標であり、健康に関してはしっかりと自分で管理していきたいものです。

先進国の身長が高くなっている

身長に関しては先進国の身長が高くなっているという話があります。

「先進国を主として近現代には大幅な身長の増加があったのをはじめ、同じ国や地域でも、時代によってもかなりの変異が見られる。」

これは事実であると納得しやすいところもあります。
日本においても、戦前は身長が低かったのが戦後の経済発展とともに平均身長が伸びてきています。

欧米においても最初から身長が高かったわけではなく、徐々に大きくなってきています。

これは栄養状態の改善、食生活が豊かになってきていることとの関連性が高いと思われます。

身長が栄養によって大きく影響すると言われることの根拠がこれになるわけです。

このサイトでは身長を伸ばすサプリメントによって身長が伸ばせるなんてことを話していたりもしますが、その根拠にもなるわけですね。

 例外もある

先進国ほど身長が伸びるということについては例外ということも出てきます。

「世界的には身長の高低と生活水準(文明)の高低は一致しないことが多い」

これは先進国が栄養によって伸びてきているとは全然関係ない話で人種的な特異性があるという話です。

世界にはさまざまな人種がいて、栄養状態に関わらず、黙っていても身長が高くなるような方もいれば、なかなか伸びないという方もいるということです。

日本人も頑張ったからといって絶対に伸びるというものではなく人種的な限界も当然存在するものになります。

これは限界があるからあきらめるとかそういう話ではなく、ある程度の範囲は人種や遺伝の中で決まっていて、それに後天的要素がプラスされて変動するという事実があるということです。

身長の伸びるピークは早い

身長が伸びる時期、そのピークはどこなのかということですが、これは思ったよりも早い結果が出ています。

「男性は変声、女性は初経を迎える頃には身長の伸びのピークが過ぎており、今後あまり伸びなくなる」

身長を伸ばすというと中学生・高校生になってまわりよりも低い、伸びが悪いことに気づいてそこから伸ばしていくというようなイメージがありますが、実際にはピークは思春期に入るときにはすでに入っていたりするのが現実です。

このことを考えると身長を伸ばすための対策はできるだけ早く親が気付いてやっておかないと手遅れになりやすいということです。

ただしこれはあくまでピークであり、そこから身長が伸びなくなるということではありません。

「思春期開始時期の平均身長は男性は約145 cm、女性は約134.1 cm」

このように最終的な平均身長と思春期開始時期の平均身長はかなり差があります。

そこからも伸びてはいきますので、伸びる時期に身長を伸ばしたい人は最大限伸ばせる対策をしていけばいいでしょう。

ベルクマンの法則が適用される

ベルクマンの法則。このことを知っている人は結構な身長マニアか、法則について詳しい人かもしれません。

「同種の恒温動物では寒冷地に住む種が熱帯地に住む種に比べて大柄になるとされる。これは、体が大きくなると表面積が増えて放熱量が増えるものの、体積の増加によってそれ以上に熱生産量が増加し[注 3]、寒冷地での生存に有利になるためとされる。人類も北欧人の方が南欧人より高い身長である。」

要するに寒い地域に住むほど身長は高くなりやすいということを示しています。

確かに北欧の方たちは身長が非常に高いということがあります。
それだけでは、偶然と思うかもしれませんが、日本国内においても、北の方と南の方では平均身長が異なり、北の方が高くなっているのです。

寒い地域ほど身長が高くなる

寒い地域ほど身長が高くなる ベルクマンの法則が関係している?

2020年1月17日

だからといって、それでは寒い地域で生活しましょうといっても、そう簡単な話でもないし、あくまで微妙な差の話なので、そういう傾向があるという以上にどうにかすることはできないでしょう。

身長は生まれつきなのか育ちなのか

身長は生まれつき決まってしまうものなのか、それとも後天的な生活によって影響を受けていくのか。
このことはよく議論になります。もし生まれつき身長が決まってしまうのであれば身長を伸ばす方法を考えること自体が無意味になってしまいます。

「いくつかの双生児を対象とした研によれば、ヒトの身長の差は60~80%の遺伝率がある」

このような文言があります。この遺伝率というのもまた難しいものです。
60%~80%の遺伝率があると、それが身長に対して具体的に何cmほどの差を作っていくのか。
このことがわからないわけです。

単純に最大80%とすると、身長170cmで遺伝部分が136cm。
後の部分が後天的なものとすると、これでは遺伝の影響なんてあってないようなものになってしまいます。

実際にはそんなことはないとは思いますが、ここから導ける実際の遺伝率というのはわかりません。

一つ言えることとすれば、遺伝で100%が決まることはないということ。
後天的な努力である程度はコントロールすることが可能なものであり、身長を伸ばしたいのであれば努力してみる価値はあるということです。

身長を伸ばすのに有利とされること

身長を伸ばすのにこういうことをすれば有利だ。
そんな俗説はたくさん存在します。
まだ研究がそんなに進んでいない時代から身長はこうするといいなんて話が多く出ていましたし、今でも間違った知識が広まっているものもあります。

ここで出てきたものとしては以下のものがあります。

牛乳を飲めば身長が伸びる

牛乳を飲めば身長が伸びると言われて育った人は相当な人がいそうな気がしています。

昔はとにかく背を伸ばすにはカルシウムなんて言われていて、それを否定する人もいませんでしたし、正しい情報にたどりつくような方法もありませんでした。

「カルシウムの摂取が身長の伸びにどう関与するかは明確ではない。また、人が一日に摂取できるカルシウムの量は決まっている。身長を伸ばすためには蛋白質が重要で、カルシウムは骨を硬くするだけという指摘もある。」

このようにカルシウムは本当は骨を硬くする、強くするという効果がメインであって、伸ばす要素はカルシウムではなく、たんぱく質なのです。

カルシウムも必要な栄養素であり、とらなければいけないものになるのですが、身長を伸ばすためにカルシウムだけをたくさんとるのは異なるということになります。

ジャンプしていれば身長が伸びる

身長を伸ばすにはジャンプ系の運動がいいといわれています。
バスケットボールやバレーボールの運動、縄跳び等がいいとされているのです。

このことについては以下のようなものが出ています。

「このような「ジャンプ系」の運動に限らず、体をひねる・そらす・曲げるなどの体をまんべんなく動かす全身運動による刺激が、関節液(軟骨に栄養を届かせる)の循環をよくし、骨の成長を促すという意見もある」

このジャンプに関しては、俗説という話はありつつも、骨を成長を促すという意見もあるようです。

実際に、スポーツ系の専門家の方でもジャンプ系の運動で身長が伸びるという話も出しています。

身長を伸ばす運動、専門家の意見

身長を伸ばす運動、トレーニングとは何がある?専門家の意見

2020年3月22日

これらの運動はやっておいて損があるものではありませんし、健康上も良いものになるので伸ばしたいのであれば取り組んでおきたいところです。

女性は高身長の男性を好む

恋愛面において身長はどうなのか。
身長というとよく女性が男性を選ぶ時の要素として出てきます。

これについても表記がありました。

「女性が高身長の男性を好むことは基本的に一貫して報告されている」

これは日常生活を過ごしていれば誰もがわかるかなとは思います。
日本においては男性は身長が高い方が恋愛面で有利です。

あまりにも高すぎるとまた違ってくるかもしれませんが、一般的に平均身長より高いくらいの方が有利であり、平均よりも低いとそれだけで恋愛対象から外れるようなこともあるようです。

これが身長コンプレックスを抱きやすい原因の一つでもありそうです。
身長によって区別するべきではないと思っても、恋愛はあくまで本能的なものであり、身長だけがすべてではないのは当然ではありますが、高い方が有利という事実は間違く存在しているのです。

男性であればこのようなことを考えても身長は伸ばせる時期にきちんと伸ばしておきたいものですね。

まとめ

今回はwikipedia情報による身長についての要素をとりあげてレビュー、解説してみました。

このサイトではすでに多くの身長に関する事実と身長を伸ばす方法ということを書いていますが、特にwikipedia情報との大きな乖離はないようです。

身長を伸ばす方法というのは間違った方法も広まったりすることがありますが、誰かがこうするといいと言っていたからといってすぐに信じるのではなく、その根拠を確認してみることが大切です。

ここでは根拠がないことはしっかり根拠がないということを言っています。
ぜひ参考にしてもらえればと思います。

・身長を伸ばすのであればプラステンアップαのサプリメントもおすすめです。

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