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子供の成長において身長がどれくらいになるのかというのは親も子供本人も気にしていることも多いものになります。
順調に伸びていればいいのですが、まわりより低いとそのまま伸びが悪かったからどうしようと思ってしまいますし、まわりより身長が低いということはさまざまな局面で不利になることもあるかもしれません。
身長について調べると「予測身長の計算式」というようなものが出てきたりします。この計算式の信ぴょう性はどうなのでしょうか?また何か決められた数値以上の身長にすることはできないのでしょうか?
目次
身長の伸びる時期というのは大体は決まっている
身長の伸びる時期というのは実は大体決まっているものになっています。
個人差はあるのですが、子供が大きく伸びる成長期というのは決まっています。
一回は乳幼児期で1年に14cm程度伸びるというようなことがあります。
こちらは乳幼児期の話になりますので健康に育っていれば誰もが訪れるというものでもあり、特に何かここで対策ができるというものではありません。
その後毎年6~8cm程度の成長は続いていくのですが、だんだんとその伸びる速度は落ちていきます。
そして、女性の場合であれば11歳頃、男性の場合は13頃に成長スパート期が訪れ、これまでの伸びとは別に女性は1年で8cm程度、男性は1年に10~12cm程度の伸びが期待できるとされています。
この通常の伸びとは異なる大きな伸びを終えると、身長の伸びはどんどん小さくなっていき、大体18歳くらいには身長の伸びはほぼゼロになり、成長期を終えるということが言われています。
これが一般的な身長の伸びということでデータとしても残っているものになります。
予測身長の計算式とは
身長に関しては予測身長の計算式ということで、子供がどれくらいの身長になるかということも出ています。
この予測身長の計算式は両親の身長から算出する式になっています。
(両親の身長の合計+13)÷2+2
女性
(両親の身長の合計 -13)÷2+2
これが予測身長計算式です。
最近では、最後の+2cmを入れないというような説もあります。これは世代が変わり、昔の世代より今の世代が大きくなるという世代から、親も子も変わらないというような世代へ変化しているということもあります。
日本人はずっと戦後平均身長が上がり続けてはいたのですが、この数十年においては、身長は止まってきています。
2cmを加えるのかどうか、数値としてはわずかな差ですが、実際に身長が2cm違うと、それは本人としては結構な違いに感じてしまうかもしれません。
この計算式でいくと、例えば夫170cm、妻158cmの子供の場合、男性であれば、172.5cm、女性であれば、159.5cmとなります。
(最後の2cmを加えた場合)
単純な計算式で算出できますのでわかりやすいですね。
予測身長の計算式の信ぴょう性は?意味はあるのか?
この予測身長の計算式ですが、ネットで調べているとあらゆるところにこの情報が出てきたりします。
うちの子供の身長は伸びますか?というような質問に対して予測身長の計算式を出してきて、予測まではあと何cmだからまだまだ伸びます、とかもう伸ばすのは難しいでそしょう、とか。
こういった活用法は本当に正しいのでしょうか?
この予測身長の計算式は正しいのでしょうか?
おそらく、これまでの身長の統計から算出した式であると思われますし、これまでの世代であればこの計算式の答えに大体おさまったということになるのでしょう。
ただ、たった数十年の期間でも、最後の+2cmがもうつかないかどうかというような議論も出てきました。
この計算式が絶対的なものではないということの証明にもなってしまいます。
そもそも身長は複雑な各要素の組み合わせで決まっていくのに、こんな簡単な計算式だけで決まってしまうのはかなり無理がある話なのではないでしょうか。
日本人の男性の平均身長が約170~171cmということは一般的に言われても実際には、男性には180cm以上の人もいれば160cmの人もいるわけです。
170cmはあくまで平均の話でしかないわけです。
予想身長の計算式ももしかすると平均という側面で身長を計測するには有効な式になるのかもしれません。
ただ、実際に大切なのは一人一人がどこまで成長できるのかということ。この計算式によって導き出される答えにそれほどの意味があるとは思えないのです。
予測身長は完全に遺伝のみをベースにしている
予測身長の計算式を見ればすぐにわかることですが、この式はあくまで両親の身長をベースにして子供の身長を算出しているだけであり、他の要素は一切含まれていません。
+2cmは時代の補正値とついたというものなのでしょう。平均に+2cmの状態がずっと続くと、男女が同数である限り常に平均身長が上がり続けることになってしまいますし、だんだんとこの式自体が無理が出てきてしまいます。
遺伝によってのみ身長が予測されてしまう。
これは今の身長に関する理論からするとちょっとありえない式なのかなとも感じてしまいます。
遺伝によって身長が決まってしまうのであれば、どんな食生活をしても、どんな運動をしても、どれだけ睡眠不足であっても、同じ結果になるということになってしまいます。
標準値ということで計算式を出しているとは考えますが、栄養、運動、睡眠という変動要素が全く加味されていない計算式に一体何の意味があるのでしょうか?
戦後、日本人の平均身長が伸びてきたのは、食生活が変わってきて、食糧事情がよくなったということに加えて、食生活が欧米化したということが大きく作用していると考えられています。
欧米人の食べる食事と近い食生活をしていければ体格も欧米化していく。これはそんなにおかしな考えではありません。根本部分では骨格等人種上の違いは出てきますが、食生活が同じであれば同じような成長をしていく要素は絶対にあるはずです。
このような変化を無視しているという点で予測身長の計算式に頼るのはよくないと考えます。
兄弟間で身長が大きく異なることが説明できない
この身長予測の計算式の問題で、最大の疑問となるのが、兄弟間で大きく身長が異なることを説明できないということです。
2人兄弟の方は多いですし、中には3人、4人という家もあるでしょう。
この方達の身長は同じなのでしょうか?
そんなことはありえませんよね。
この差が数cmだけで見事に全員が同じ身長の範囲に収まっているということであればわかりますが、実際には兄弟間でかなりの身長が異なるということがあります。
・私の身長は164cm、弟は180cm以上です。同じ親から生まれ、同じものを食べ、同じ生活をしていたのに、なぜこんなに身長差があるのでしょうか。成長期には毎日牛乳を飲んだり、背が伸びる本を読んでそれを実践していました。父親も165cmぐらいで、父の二人の弟(叔父)はともに180cm以上です。叔父の息子(それぞれ二人ずつ) もみな180cm以上あります。背が高い一族の中で、私と私の父親だけが背が低いのはなぜでしょうか。(40代 男性)
アメーバニュースより
https://news.ameba.jp/entry/20160520-759
・私175cm、妹172cm 弟185cm 父168cm 母156cm
・父165cmで姉が153cm、私だけ181cm。
・姉が155cmで普通の身長なのに弟は184cmで高身長
(ヤフー知恵袋の回答より)
このように兄弟間で身長が全然違ったり、両親の身長とかなり違う例まで出てきているのです。
この例に関しての明確な説明もないのに、予測身長の計算式だけを信じるというのはかなり微妙な話になってしまいます。
身長は何cmのブレが適正範囲内なのか
身長の計算式を考えたときに、何cmのブレであれば正規範囲内なのかという話も出てきます。
1cmの違いであれば許容範囲なのか、それとも5cmであれば許容範囲なのか、それとも15cmなのか・・・。
人が個人個人で感じる身長差というのは3cmであってもかなり大きく感じます。あと3cm身長を伸ばせるのであればどんなことでもしたいというような人もいるでしょう。
個人個人で見ると3cmは大きな差ですが、生物として人の身長を見ると160cmでも180cmでもそれは50cmとか数mの動物と比べるとんなに変わらないということになってしまいます。
このブレというのもどこまでを指しているのかがわかりません。
こう考えた場合、わかることは「両親の身長が高ければ子供の身長も高くなる確率が高いし、両親の身長が低ければ子供の身長も低くなる確率が高い」、これ以上のことはいえず、全然違う身長になるケースもたくさんあるということです。
子供の身長を知る方法はある?
予測身長の計算式ということを計算する必要性、その重要度ということはどの程度のものなのかわかってきたかと思います。
このような計算式の制度はかなりあいまいなものがありますし、活用するメリットがありません。
子供の身長を知る方法としては他にないのか?というところですが、年齢別の全体平均のデータは開示されていますので、そのデータと比較してどれくらい伸びるかを見ていくくらいしかないのではないでしょうか。
現在において、あなたの最終身長は何cmかと断言できる人は見たことがありませんし、逆に決められる人は怪しいと思えてしまいます。
子供の身長が平均よりも大幅に伸びていても、その後の伸び率が他の人よりも高いとは限りません。
まだ伸び率があるのかどうかは、骨端線という成長軟骨の部分を見ればわかりますが、これはレントゲンで撮影して初めてわかるものであり、一般の人がそう簡単に確認できるというものでもありません。
結局のところ、最終身長を確定する方法はありませんし、もし今身長が低いのであれば、何らかの指標とは関係なく各自で身長を伸ばすように努力していくしかないのです。
細かいデータを気にしてもマイナスになるかも
身長に関して細かいことを気にしても仕方がないという面もあります。
今回紹介した予測身長の計算式でさえ、それを知ったところで何cmになるかもしれないということを知るだけで、何の解決にもならなければ、実際の最終身長は全く別のものになる可能性も高いということです。
こうした身長についてあまり細かいことを気にしすぎても、実は子供にとってはよくありません。
身長を伸ばすのにストレスは大敵とされています。もちろん勉強や部活、学校生活の中で出てくる適度なレベルのストレスは誰もが受けるものなので、どうこうするということはないですが、それ以上に過度に身長が低いからといって深く悩んだり、ストレスをもってもマイナスにしかならないということです。
過度な悩みを持つことによって、睡眠に悪い影響を及ぼしたり、普段から引け目に感じることで、他の日常生活においてもマイナスな面が出てきたりということはあります。
あまり細かいことを気にしても解決するというような悩みではありませんので、それであればもうやれることをやるということのみで、余計な心配はしない、余計なことは考えないというような方針の方がいいでしょう。
予測身長より伸ばすためには
予測身長の計算式が役に立つようなものではないという趣旨で話をしてきましたが、それでも子供の身長、自分の身長が気になる方はいるでしょうし、予測よりももっと身長を高くしていきたいという希望を持つのは当然でしょう。
このサイトでも今後さまざまな側面から、身長に関する情報を書いていく予定ですが、一番簡単な身長対策としてはサプリメントを飲んでみるということです。
現在、トップページにて身長を伸ばすサプリメントについて特集をしています。ここであげているサプリメントはある程度の実績が出ているもののみをピックアップしていますので、信頼度としては高いものになってきます。
サプリメントも飲めば絶対に伸びるというものでもなく、運の要素、個人差というところはありますが、成長期が完全に終わっていないのであればそのチャンスは残されているといえるでしょう。
大人に近い体格になってきてからでもプラステンアップを飲んで伸びたというような例も聞いています。
他に運動や睡眠に気をつけてみるというのもいいですし、身長を伸ばすのに有利なことというのはある程度明らかになってきています。親としてはできる限りのことを、子供としても理想の身長に足りないのであれば、それに向けての努力をしていけば変化は出てくるかもしれません。
・身長を伸ばすのであればプラステンアップαのサプリメントもおすすめです。
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