身長が伸びるかどうか、まだ伸びる可能性があるのかどうかを調べると出てくる言葉が「骨端線(こったんせん)」です。
骨端線が残っていると、身長が伸び、無くなっているとそれ以上伸びないと言われています。
これは本当なのでしょうか?
目次
身長が伸びるかどうかを見分ける骨端線
まだ身長が伸びるかどうかの確認、これは見た目ではわからないですよね。
年齢的には大人になると身長が伸びないということはわかっていても、まだ15歳くらいなのに身長の伸びが止まってしまったり、または20歳を過ぎていても、身長が伸びていくというような人もいます。
では、実際に身長が伸びる可能性があるのかどうか、これは医学的には骨端線を見るとわかるとされています。
骨端線というのは成長軟骨の部分で、まだ発達中の骨には軟骨部分があり、この部分が伸びて、身長の伸びにつながるとされています。
図の引用 成長軟骨より
骨端は成長期が終わると消えてしまい、もうそれ以上は伸びないということが言われています。
骨端線が残っているうちに身長を伸ばしきるということが大事だということです。
調べるにはレントゲンを撮ることが必要
この骨端線の状態がわかれば身長が伸びるかどうかがわかりますので役立ちますよね。
身長が伸びるということがわかれば伸ばすための努力、対策をしていけばいいですし、骨端線が消えていれば、あきらめて違う方法を考えるということになります。
骨端線が消えていたら伸びないという事実が出てしまうので、どうしようという問題は出てきてしまいますが、はっきりとした事実が知りたいという人はありなのかなと思います。
ただ、骨端線の確認は大きな問題があります。
これはあくまで骨であるので肉眼で普通に見えるものではありません。
確認するにはレントゲンを撮るしかないのです。
レントゲンを撮りにいけばいいといっても、具体的にどこにいけば撮りに行けるのか?という問題があります。
一般的に、医療的な面でケガをしていないのにレントゲンは撮ってもらえません。レントゲンは微妙な放射線を浴びることになりますし、当たり前ですが、誰でもできるというものではありません。
身長が伸びるか知りたいからレントゲンを撮ってください、骨端線が閉じているかどうかを知りたいといっても、おそらく難しいと思われます。
現実的にはクリニック診察を受けるしかない
それではどうやってレントゲンを撮って骨端線の有り無しを調べることができるのか?
これは現実的に考えると、専門の身長のクリニックを受けるしかないかと思われます。
身長が低い場合の対策をするクリニックというのは調べるとそれなりに出てきます。
ただ、それらのほとんどは本当に小さい子どもに対しての成長ホルモン治療を行うためのクリニックです。
クリニックには、治療をするかどうかの治療のありますし、誰もが身長を伸ばしたいからといって受けられるというわけではなかったりします。
実際には小学校低学年程度まででかなり低いレベルの身長ではないと難しいかもしれません。
身長で悩み出す中学生・高校生というような時期になって相談するような場所ではありませんし、あくまで医療的な治療を求めるものであって、まわりよりちょっと身長が低いからなんとかするために受けるものではないということです。
身長を伸ばすのではなくて、骨端線を調べて、伸びしろがあるのかどうかを調べるだけという話にもかかわらず、実際のハードルはかなり高いということです。
男子の場合、ヒゲで代わりに判断できる?
なんとか他に身長の伸びがまだあるのかどうかを知る方法がないかということで調べてみると、骨端線の代わりにヒゲが生えているかどうかを調べるという方法もあるようです。
ヒゲということで男子限定の話になります。
ヒゲが大人のような硬いヒゲが生えていなくて産毛のようなヒゲのみであればまだ身長が伸びる可能性があるということです。
大学生になってもヒゲが生えてこない人で実際に身長が伸び続けた例もあるということ。
ヒゲは大人になることで生えてくるものということで、生えてこなければまだ体が大人になりきっていなく、身長も伸びる要素があるということで一つの指標にはなるのかもしれません。
ただ、これも絶対にそうなのかというところの確証はありません。
あくまでそのような傾向があるというだけで、個人差の範囲が明確ではないからです。
第二次性徴期、成長スパート期ということで大人になるということでヒゲが生えてくることはわかりますが、身長が伸びにくくなるのか、完全に止まるのかの判断としてはちょっと弱いのではとも思います。
骨端線を閉じさせない方法はあるのか?
骨端線によって最終身長の影響を受けるとなると、骨端線を閉じさせない方法はないのかということが気になります。
この骨端線が閉じるメカニズムについてはまだ完全に解明されていません。
今のところ何かをしたらこの時間を遅らせることができるというようなものは確認されていません。
閉じる時期がランダムなのか、遺伝なのかはわかりませんが個人差があってやってきてしまうものです。
骨端線が閉じる時期が早まってしまう原因としては、ストレスや睡眠不足というようなことがあげられます。
ストレスを受けると早い段階で体が大人になって対応しようと、成熟してしまい、身長を伸ばすチャンスを失ってしまいます。
同様に睡眠時間が短くて睡眠の質が悪いという場合も、身長が低くなりがちです。
これは骨端線と性ホルモンが関係していて、このホルモンがストレスを受けたり、睡眠時間が短かったりすると、骨端線を閉じてしまうという関係があると言われています。
今のところ骨端線が閉じる時期を伸ばすという方法がなく、早めてしまう原因だけがあるという状態ですので、なんとしても本来の時期よりも早く閉じてしまうということだけは防ぐようにしていかないといけません。
絶対に伸びる余地がないとは判断できない
骨端線が閉じてしまうともう絶対に伸びないのか、硬いヒゲが生えてきてしまうと絶対に伸びないのか、大人になってしまうと絶対伸びないのか。
これらは絶対にそうであるといえるのでしょうか。
医学的には骨端線は時期が来て閉じると伸びないと言われています。
ヒゲの話や大人になって伸びないというのは一般的な話であって、実際には多くの例外がありそうなものに見えます。
特に大人になって身長が伸びたという話はそこそこ出てくるものです。
ではその大人は骨端線は閉じていなかったのか?というと、本当にそうなのかという話にもなってしまいます。
骨端線であればまだ信ぴょう性が高いのかもしれませんが、こういう傾向が出たら伸びないとかは、あくまで個人差の影響もありますし、あまり絶対の判断はしない方がいいでしょう。
骨折すると身長は伸びる
骨端線が閉じるともう身長が伸びないという話ですが、もし骨折した場合、身長が伸びることがあります。
骨折した骨は自らの力で修復されていきます。
自らの力で修復できるということは骨は不足したら新たに作られるということで、大人になったから骨をつくる能力が完全になくなるというわけではないのです。
これを利用した身長を伸ばす方法としてはイリザロフ法というものがあります。これは意図的に手術で骨折されて骨を伸ばすという方法です。
この方法はとても高額であり、日本ではあまり行われているものでもなく、誰もが気軽に利用するというようなものではありません。
しかも骨折が前提になりますので、手術後しばらく歩けなくなってしまいますし、運動の問題、後遺症というリスクまで出てきてしまいます。
身長がコンプレックスになっている方が行う最終手段の手術であるとはいえ、リスクが大きすぎます。
手術以外で骨折を狙うとしても、ちょうど都合よく自然に骨折するなんてことはありませんし、下手な骨折は骨が変形して落ちついてしまう可能性もありますし、いいことはありません。
大人でも身長が伸びるという例との矛盾
骨端線は大人になると閉じるので、もう身長は伸びないといっても、実際には大人になっても身長が伸びるという例はたくさん出ています。
完全にどうしようもないというのであれば、この事実はおかしいですよね。
大人で身長が伸びる例としてはヨガを始めたら身長が伸びたというようなものもあります。
この理由の一つとしては、ヨガをしたら骨が伸びたということではなく、おそらくですが、ヨガで姿勢が矯正されて、骨がまっすぐになり、その分身長が伸びたということだと考えられます。
誰もが多少の猫背であったり、O脚やX脚であったり、なんらかの歪みがあり、この部分が矯正されて身長が伸びるということです。
本当にこれがすべてなのかということはわかりませんが、大人になって身長が伸びるということは大半がこのようなことなのかと思われます。
骨が伸びているわけではなくても、結果身長が伸びるのであればなんでもいいですよね。
骨端線だけにこだわっても仕方がない
骨端線がどうかの判断ができないのでどうしていいかわからない。
結局専門的な治療を受けている方でない限りは骨端線がどうかなんてことはわからないわけです。
でも、この骨端線についてこだわっても仕方がないというところもあります。骨端線が残っていたからといって、何もしないとそのまま身長は伸びていかないかもしれません。
骨端線が閉じていても、別の方法で伸ばすということは可能ですし、本当にこれだけにこだわって、伸ばす方法へのチャレンジをやめてしまっていいのかという問題もあります。
そこから大きく伸びるということはないとしても、本当にゼロcmでまったくどうしようもないのか、それともほんの数cmであれば伸ばしようがあるのか。
もし、少しでも伸ばせる可能性があるのであれば伸ばせるだけやってみた方がいいというものです。
あまりこの指標だけにこだわってしまっても、調べようがないことで悩んでしまってもどうしようもありません。
余計なことを考えてストレス状態になってしまうと伸びるものも伸びなくなってしまいます。
身長については完全にすべてのことが解明したわけではありませんし、できることはすべてやって、伸ばしやすい状態をつくっておけば、見込が出てくるのかもしれません。
身長で悩むならサプリメント利用もあり
身長が低くて悩んでいる、骨端線が気になっている等で悩んでいるのであれば、もう身長を伸ばすサプリメントを利用して最大限に伸ばすように試してみるというのも一つの方法です。
サプリメントが効果があるのかどうか、これは誰もが絶対100%効くというものではありませんが、多くの人が身長が伸びる効果を感じていると言われています。
身長を伸ばすための情報というものを一生懸命探していても、良い情報はなかなかありませんし、本当かどうかもわからないことが出てくるだけです。下手な行動に出るよりは、サプリメントの方が可能性が高いのです。
身長を伸ばすサプリメントであれば、栄養分によって身長を伸ばすということで明確に体の中に栄養が入る分、伸びるチャンスは高まると考えられます。
何もしなければ、本人の通常の伸びる範囲内ですが、サプリメントで通常不足している栄養分を補っておけば、もしかするともっとより多く伸びる可能性が出るわけです。
少なくとも、サプリメントを飲んでプラスになることはあってもマイナスになることはありません。
一生飲むようなサプリメントであれば、どうしようかなと思うことはあるかもしれませんが、身長を伸ばす時期だけ飲めばいいもので、伸ばし終わったら、または大人になりきったらもう終わりというものです。
限られた期間を有効に活かすためにも利用してみるのはいいのかなと思います。
まとめ
ここでは骨端線を調べる方法はあるのかということを中心に書きました。
実際のところ、レントゲンを撮るしか方法がないということで、調べることができる人は限られてきます。
あまり骨端線にこだわっても、確認するのが難しく、また調べたからといって身長が伸びたりするわけではありませんので、今自分にできることをやっていくということ、また時にはサプリメントを利用したり、上手く工夫をして身長を伸ばしていくようにしましょう。
・身長を伸ばすのであればプラステンアップαのサプリメントもおすすめです。
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