睡眠時間が長いと身長はよく伸びるのか?睡眠と身長の関係について

身長を伸ばすにはよく眠ればいいというような話をよく聞きます。
一般的にも「寝る子はよく育つ」なんてことが言われていたりしますね。

身長を伸ばす方法として、よく眠るということ、睡眠時間が長いということは効果があるのでしょうか。

ここでは、身長を伸ばす方法として睡眠が本当に関係しているのかについて説明します。

身長を伸ばす基本の3要素

身長を伸ばすのに、具体的にどうしたらいいのかがわからない人も多いかもしれません。

中には遺伝で身長が決まるので、特定のことをしたから伸びるというわけではないという人もいます。

身長には遺伝の影響もあることは間違いありませんが、今ではそれだけではなく、生活環境の影響を大きく受けて変動するという説の方が有力となっています。

身長を伸ばす基本の3要素というものがあり、それは栄養・運動・睡眠となっているのです。

今では睡眠は確かに身長を伸ばすのに影響する大きな要素の一つということで定義づけられているのです。

睡眠時間と身長は関係ないという説

睡眠時間と身長については身長は関係ないというような人達もいるようです。

身長を伸ばす方法は完全に解明しているものではないため、本当にいろいろな意見が出てきます。

一つあげますと、日系のヘルスUP健康づくりという記事の中で
「よく寝れば身長伸びるはウソ 眠りの最新常識」というものがありました。

よく寝れば身長伸びるはウソ 眠りの最新常識
https://style.nikkei.com/article/DGXDZO74500640Z10C14A7MZ4001

この記事を見ますと

「寝る子は育つ」という言葉もある。これについても「丈夫に育つという意味で、成長ホルモンの作用で身長が高くなるという意味ではない」(内山主任教授)

このような文言が出てきます。丈夫に育つという意味で身長が高くなるということではないという内容が書かれていますが、これは本当なのでしょうか?

なぜ丈夫に育つという意味に変わったのかの根拠が書かれていません。また、眠りにまつわるウソ・ホントとしては「子供の頃よく寝れば身長が伸びる」ということに対して「子供の身長は親の身長に関係する例が多い」としています。

この話を真に受けてしまうと、よく眠っても関係なく、子供の身長は親の身長で決まってしまうという、遺伝で決まるという説を全面的に支持することになります。

遺伝で決まるのであれば、どんなに工夫しても伸ばしようがないということになり、また日本人の身長が戦後から伸びてきていることに対しての説明が成り立ちません。

他にも否定するような内容をときどき見かけますが、なぜそうなのかにいての理由が説明できないものばかりに見えてしまうのです。

睡眠が身長の伸びと関連する証拠

睡眠が身長の伸びと関連するということは事実なのか、証拠はあるのかでしょうか?

先ほどの否定説を見ると心配になってしまいますよね。

身長と睡眠の関係としては成長ホルモンの24時間分泌パターンというような資料があります。

引用:子供の身長を伸ばすためにできること 著者:額田成

このグラフを見ると、明らかに睡眠時間中に成長ホルモンの分泌量が増えていることがわかります。

睡眠が関係ないということは絶対にいえない事実がわかります。
もし徹夜を頻繁にしたり、夜更かしして睡眠時間が減っていってしまうと結果身長が低いまま止まってしまうことになります。

ただ子供は早く寝なさいと言われても反発したり、なんでまだ楽しいことがあるのに早く寝なければいけないんだ、なんて思われてしまうかもしれませんが、この図を見ると寝ないとどうなるのかということの事実がよくわかりますね。

ただし睡眠時間だけではなく眠りの深さも大切

睡眠は身長に関係ないということはなく、かなり関係する要素の一つであるということがわかったかと思います。

ただし、これは睡眠をただ長くとればいいかというと必ずもそうは言えない部分も見えます。

上の図で見ても、22時~2時くらいは成長ホルモンが多く分泌していることがわかりますが、その後はそこまで大きな分泌はしていません。

それでも大体は、起きているときよりも多い量が分泌しているので、睡眠時間が意味がないとはいいません。

睡眠時間も大切なことは間違いないが、それだけではなく睡眠の質も大事で成長ホルモンが多くでるように早い時間にぐっすりと眠ることが必要だということです。

睡眠時間が長い方がいいかということについては、たなか成長クリニックが以下のように回答しています。

身長を伸ばす大きな要因である成長ホルモンは起きている時間よりも寝ている時間に多く分泌されることが分かっています。しかし、これは寝れば寝ただけ多く分泌されるわけではありません。成長ホルモンは深い睡眠に入ったときに分泌されるので、極端に短い睡眠や浅い眠りが良くないのは事実です。長く寝ても、後半は浅い眠りの時が多いので、最低7時間しっかり寝れば、成長には十分な成長ホルモンが分泌されると思います。

たなか成長クリニック
https://www.sakaiku.jp/column/mental/2013/005780_2.html

最低7時間寝ればいいと書いていますが、できればもっと多く寝ておきたいですね。最低ランクを確保して大丈夫なのは、もともと身長が他の要因で高くなりやすい人であり、今身長が低くなりそうで心配している人がとるべき方法ではありません。

あくまで最低ラインが7時間であり、それも浅い眠りではなく、しっかりと深く眠るということが前提の7時間です。

基本的にダラダラ夜中まで起きていたり、仮眠の連続だったりというような眠りが浅くなりそうな生活は見直していきましょう。

寝る子は育つという事実

寝る子は育つということが昔から言われていますが、実際に睡眠と成長ホルモン分泌の関係を見ても、睡眠によって多く身長を伸ばすことができる、よく寝る子は育っていくということは正しいということがわかります。

理論上の話ではなく、実際にもよく眠ることによって身長が伸びた例は多くあります。

 

身長が伸びた人の声

・高校1年生で186cmになりました。平日は忙しくて難しいのですが、休日には10時間以上寝ていました。

・高校2年生で185cmです。とにかく寝ることで、その影響で10cmは伸びたと感じています。

・今まで睡眠時間が6~7時間くらいしかなかったのですが、あるときから毎日10時間近く寝るときがありました。そのときから身長が伸び始めました。その結果中学のときには158cmくらいしかなかった身長が185cmまで伸びました。

 

実際の感想としてこのようによく寝ることによって伸びたと感じている声が出ています。たくさん寝たから本当に身長が伸びたのか、その他にも何か理由があったのかもしれませんし、完全にはっきりしたことはわかりません。

ただ偶然といえないレベルでよく寝た人が伸びている実感を持っているのも事実です。

食事は寝る3時間前までに済ませる!

よく眠る、質の良い睡眠をとるための秘訣としては、食事を寝る3時間前までに済ませるということがあります。

これは寝ているときのエネルギーを効率よく成長ホルモン分泌に使わせたいためです。食べたものの消化が遅れていると、消化の方にエネルギーが使われてしまい、成長ホルモンの分泌が減ってしまうということがあります。

寝る前に食べるのはダイエット的にNGと言われますが、身長を伸ばすことにおいてもNGだったのです。

これもなかなか難しいという人もいるかと思います。
部活動くらいであれば大体は夜には終わって帰れるかと思いますが、塾等で夜に集中して行うようなものでは、家に帰る時間がそもそも遅くなってしまい、どうしても食べることが遅くなってしまうということもあるでしょう。

ある程度は現代の生活上難しい面もありますが、塾に行く前に軽く食べて、帰ってきてからは炭水化物系の消化が重いものは食べないというような方法もありかと思います。

難しい人は無理のない範囲で、でも寝る直前に食べる等はなるべく避けるようにして、気持ちよく眠れる環境をつくるようにしていきましょう。

睡眠ホルモンの一種であるメラトニンの役割

しっかりと深く眠る、睡眠時間を多く確保しなければいけないということを書いていますが、その理由のもう一つの理由といてメラトニンの分泌という要素もあります。

このメラトニンは子供が大人よりも多く分泌されるようになっています。夕方から分泌量が多くなり、睡眠に向かわせるという作用があります。

このメラトニンの役割は睡眠に向かわせるということだけではなく、第二次性徴が始まるのを抑えるという役割を持っています。

第二次性徴を抑えてしまって大丈夫なのかということですが、あくまで自然な範囲で抑えることであって問題はありません。むしろ、このメラトニンの分泌が少なくなると、第二次性徴の時期が始まり早く成熟してしまうのです。

早く成熟するというのは一見良さそうなものに見えますが、成熟するということは身長はもうそれ以上伸びないということです。
早く大人の体になるというのは、伸びて大人になるのではなく小さな体のまま体だけが大人になってしまうのです。

メラトニンは分泌させなければいけませんが、夜型生活をして、本来は寝なければいけない時間に起きているとなると、分泌が抑えられてしまい、第二次性徴が早まってしまいます。

特に目からの光という部分が危険です。夜遅くまで明るい部屋でいるというのもよくありませんが、さらにテレビ、PC、スマホ、タブレットということで強い光を浴びていると、夜ということを判断できずメラトニン分泌が弱まってしまうのです。

今の若い人の身長は縮んできている

日本人の身長は伸びてきて、だんだんとスタイルがよくなってきたなんて言われていますが、身長が伸びてきたというのは20年くらい前の話で今では身長の伸びは止まり、むしろ若い人の身長は縮み始めているなんて言われています。

街中でも非常にスタイルの良い人、背の高い人を見かけますが、そうした人もいる一方で平均としてはとっくに頭打ちになって、むしろ下がる傾向すら見え始めているのです。

身長を伸ばすのに良い環境だった日本がだんだんと悪い環境になってきているのだと推測されます。

子供のストレスも多くなってきている

子供のストレスも減るどころかひたすら増え続ける世の中になってきているのではないでしょうか。

子供同士のつきあいも大変ですし、将来に向けてやらなければいけないこともたくさんあります。

スマホも普及して、なんでもできるようになった一方、コミュニケーションも大量に増えたし、なんでもやらなければいけなくなったという流れがあるのかなとも思います。

睡眠時間が減ってきている

子供の睡眠時間はかなり減っているように思えます。
小さな子供でも夜遅く親と一緒に歩いているなんて光景をよく見かけます。

昔であれば厳しく育てられ、夜は早く寝されられていたのが時代が変わり、遅くまで起きていても何も言われないような環境に変わってきました。

それどころか、親が子供と一緒に夜遅くまで遊んでいるというところまで出てきてしまっています。親子の仲が良い、コミュニケーションができているというのは非常に良いことではあります。

ですが、子供の体の成長面、身長を伸ばすということを考えると、それは良いことではありません。

受験勉強の問題も関係しているかと思います。中高一貫も進み早い時期から受験勉強をする家庭も増えています。

勉強をするのはいいことですが、夜遅くまで勉強する、また勉強をした後で夜の時間をエンタメに使い、結果として夜更かしになってしまっているという心配もあります。

やらなければいけないことであり、勉強をするなということはできません。ただ時間の使い方についてはあまりに夜更かしになる場合は見直しをしていった方がいいでしょう。

睡眠をサポートする身長サプリも

なかなか眠れないということで睡眠サプリメントを飲む人もいます。
大人が睡眠サプリメントを飲む分にはいいと思いますが、子供が睡眠サプリメントを飲むというのは、その商品にもよりますがあまりおすすめできるようなものはありません。

身長を伸ばすということで身長サプリメントを利用する人もいます。
身長サプリメントであればもともと子供向きに作られたものであり、使うことは問題ありません。

また身長を伸ばすサプリメントの中でもプラステンアップのサプリメントは睡眠ハーブと呼ばれるクワンソウを配合しています。

こちらは睡眠の質をよくする効果があったりします。
中学生・高校生向けのサプリメントということで、全年齢対象というわけではありませんが、該当年齢の方は使ってみるのも良いかもしれません。

プラステンアップの口コミは?実際に飲んだ結果もレビューします。

2019年10月28日

早く眠れないという方へ

早く眠れなくて困っているという場合、どうしても寝る時間が遅くなっているという方もいるかと思います。

どうしても遅くまでかかってしまうという人がいる一方で世の中には毎日たくさん寝てしっかりと身長を伸ばしているという人がいます。

解決法としては基本的には日中を全力で過ごすということがあります。
寝たいのに眠れないという人は日中に疲れていないから眠れないということも大きいです。

しっかりとやることをやっていれば寝るときには眠くなるのが一般的です。
またやることが多くて夜遅くまで時間がかかるというのも、本当に日中を上手く使っているのでしょうか。

ダラダラして夜遅くになっているだけで実際にはもう少し工夫のしようがあるのではないでしょうか。

成長期の時期にやることが多すぎて夜遅くまでかかるというのは明らかに詰込みすぎで健康上もよくありません。本当にどうしようもない場合は何かを減らす等のことも考えていきましょう。

まとめ

ここでは睡眠と身長の関係について書きました。
基本的には睡眠と身長の伸びというのは大きく関連するものになり、なるべく長時間、そして深い眠りをとるというこが必要となります。

夜遅くまで起きることによって睡眠時間は減り成長ホルモン分泌も減ってしまいますし、夜の時間に明るい場所で過ごすことで、メラトニン分泌が抑えられ、早く成熟して伸びなくなってしまうというリスクが出てきます。

遅い時間まで起きていたい、夜の時間を有効に使いたいという気持ちもわかりますが、身長を伸ばすという点においては夜更かしはNG、上手く日中の時間を活用して夜は早く寝られるように改善していきましょう。

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