身長を測るときに、その測る時間帯によって身長が違う?
そんなことがあるのでしょうか。
身長は実は朝と夜で実は違うのが当たり前になっています。
何故そんなことが起こるのか、また本当に正しい身長というのはどちらになるのでしょうか。
身長が伸びたかどうかの判断にも影響してきそうな話になってしまいますね。
ここでは朝と夜の身長差について話をしていきます。
目次
朝と夜で身長は変わる
朝と夜の身長というのは変わるというのは事実です。
一般的に朝の身長が高くて、夜の身長が低くなります。
ずっと一緒で変わるはずがないと思っているかもしれませんが、実は身長は変わることの方が当たり前なのです。
その理由としては、椎間板(ついかんばん)という骨と骨の間にある軟部組織が影響していることがあります。
硬い骨と骨がそのままつながっているのではなく、クッション要素として椎間板というものでつながっていて、これが重力の影響を受けて縮んできます。
もともと伸び縮みするものになるので、寝ていると横になっているので重力の影響がなくあんり、また元に戻ります。
ですので、活動していればしているほどその椎間板が押し潰れていくので一般的には夜が一番身長が低くなるということになります。
その差は1.5cm~2cmくらいはあると言われています。
youtubeでの検証動画
youtubeを調べると、朝と夜の身長差について実際に検証した動画がありました。
これは、朝9時と夜6時(18時)に実際に身長を計測してみるというような企画です。実際に医師の方が行っている動画になりますので信頼性は高いですよね。
3名の方で実験をしていて、
2人目 男性 朝180.4cm 夜180.1 -0.3cm差
3人目 男性 朝174.3cm 夜173.5 -0.8cm差
このような結果となっていることが確認できます。
朝と夜で2cm程度差が出るという話もありますが、これを見ると0.5cm程度の差になっています。
これは計測している時間が朝9時と夜6時ということで、朝起きてからすでに一定時間が経過しているということと、夜もまだ完全に寝る直前というわけではないということで、完全な1日差ではないということもあるかもしれません。
いずれにせよ1日の中で身長は変化し、だんだんと身長は小さくなってくるというのは正しいことになります。
身長を測るのであれば朝の方がよい
健康診断、身体測定などで身長を測るときに、いつ測るのがいいのでしょうか。
おそらく計測される個人としては、普通は身長が高い数値になった方がいいですよね?
女性で高すぎで困っていて低くなりたいという人もいるかとは思いますが、一般的には高い数値になってほしいという人の方が多いかと思います。
それであれば、なるべく朝測った方が得だということです。
本当の身長は一日の中で前後していますし、本質的な身長が変わるというわけではありません。
他の人から見た実際の身長というものが変わるわけでもありません。
でも、朝早ければ早いほど記録に残る数値としてはいいものになるわけです。せっかくですので早い時間に受けて、良い数値にしておくというのも気分的にいいと思いませんか?
また、重力の影響を受けることはわかっているので、直前まで眠っていれば身長は高くなります。そうはいっても、現実的に身体測定の直前まで寝ていられる人、また時間を調整できる人というのは少ないかもしれません。
本当の身長とは何か?
朝と夜で身長が異なるということになると、本当の身長というのはどう考えればいいのでしょうか。
このことについては、特に決まりというものはないようです。
身長を測るのであっても、全国それぞれバラバラですよね。
学校であれば午前中でないと、体重等の他の項目に影響が出てしまうので、午前のうちに終わらせているとは思います。
これが社会人になるともう本当に予約時間によってバラバラになってしまいます。
統計上はどう使われているかというのがちょっと微妙な話になってしまいますが、要は測って出てきたその数値が真実ということで、最初から曖昧な数値だったということになるのかなとは思います。
社会人の身長に関してはあまりどうでもよくて、成長期の身長として、学校で午前の範囲内でやっておけば統計数値としてもOKというようなところでしょうか。
小学生の研究で身長を測ったもの
小学6年生の研究のコンテストで身長を測ったものを見つけました。
「ぼくのからだは記憶ゴム」というタイトルで1日の中の身長変化について調べたというものです。
参照:ぼくのからだは記憶ゴム
http://www.nikkeishin.or.jp/kinenbi_h28.html
あまり身長に関しては、一般の研究論文も見つけにくいので、こうした結果が発表されているのは珍しいです。
ここではまず、子どもの身長と大人の身長で起床時と就寝前の身長を測ったところ、子どもで平均2.48cm、大人で平均1.33cmの差が出るということが確認できています。
この一例だけではなんともいえませんが、大人になるほど朝と夜の身長差はなくなっていくのかもしれません。
また、次に起きてから何分で縮んだのかという計測も行っています。
その結果を見ると、起きてから2時間以内で就寝前の身長と一緒になったという結果が出ました。
この結果は結構驚きで、少しずつ縮んでいって夜は一番小さくなりそうですが、実際には2時間ほどでもう一番小さくなってしまっていたということです。
サンプルが少ない実験ですので、あくまで一例であるということしかいえませんが、新たな事実として注目すべきところです。
〇〇をしたら身長が伸びたということの危険性
よく、〇〇をしたら身長が伸びたというような話は出てきます。
〇〇を食べたら身長が伸びた、こんなストレッチをしたら身長が伸びた、こういう行動をしたら身長が伸びた。
これらのことは本当に身長が伸びているのか、それとも本人の計測の誤差なのか。これが朝と夜の身長の違いの問題により怪しくなってきます。
何かをしていたら1cm身長が伸びたといっても、それは何時に測った身長なのかによって誤差が最大2cmくらい出てしまうかもしれません。
上の例では起きて2時間くらいで最低ラインになったという実験結果もありましたが、あくまで一例であり、どのタイミングが一番低くなるのかははっきりとはしませんし、一番低くなっていないタイミングで測ったのあれば、そのときによってバラバラな数値になってしまいます。
こうしたことをやったら伸びたからいいんだと、本人は本当に善意でそう思っていたとしても、実は誤差で何も伸びていなかったということもあるかもしれません。
3cm以上伸びていて、それが継続しているということであれば本当に伸びたと言えるかもしれませんが、その数値が小さい場合は誤差の可能性を考えるようにしていきましょう。
リセットして朝の身長に戻す方法
この朝が一番身長が高く、それから身長が低くなるということですが、絶対に寝ないとリセットできないのかというと、そういうわけでもありません。
このようなストレッチを行うことによって朝の状態にリセットすることができます。
よく、テレビで整体をして一瞬で身長が伸びたりするような特集が組まれることがありますが、大体はこのようなことで体をリセットさせて一時的に身長を伸ばしているものと思われます。
この動画も寝てストレッチをしているということにはなりますが、本当に睡眠で何時間も寝ないと回復しないというものとは異なり、すぐに回復して身長が伸びてくれます。
ということは、これを身体測定の直前にやっておけば、多少数値は伸ばせます。数値が伸びたからといって本当に身長が伸びたというわけではないのですが、一時的にでも数値を増やしたい、なるべく証明できる数値を盛りたいなんて人はやってみるのもいいかもしれません。
一時的な身長アップでしかないこと
このストレッチの方法はあくまで一時的な身長アップでしかなく、朝起きたときの状態に戻るだけです。
最大2cm程度の身長が伸びる可能性がありますが、数時間で元の身長に戻ってしまいます。永続的に身長が伸びるものではありませんということを忘れないようにしてください。
〇〇をすれば身長が伸びるという話が安易に信じてはいけないということを言いましたが、この話も本当に身長が伸びるということとはちょっと違うということです。
特に短期間で身長が伸びるということは短期間で元に戻る可能性が高いと考えた方がいいでしょう。
ストレッチをすることは意味がないのか?
ストレッチをして身長を伸ばしても、短期間で身長が元に戻ってしまう。
では、ストレッチをしても本質的には身長にとって意味はないのか?
これはまた少し違う話になります。
短期的に朝の状態に体を戻して身長を伸ばすという方法はありますが、それとは別でストレッチによる姿勢改善というものもあります。
これは猫背であったり、O脚であったりというような体の姿勢が少しずつ改善されていくということです。
現代人は座りっぱなしの生活をしている人が多いですし、座っているときも姿勢が曲がっていたりと少しずつ姿勢が歪んでいる人が大半です。
そのような人達がストレッチを毎日少しずつ行うことによって体の歪みがとれて、身長が伸びるということはあります。
体が歪んでいるということは骨が歪んでいるということになりますし、その分身長は削られてしまっています。
一つ一つの歪みは小さくても、それを積み重ねると、実は結構な身長差になっていて、知らず知らずのうちに本当の身長よりもかなり小さくなってしまっている可能性もあるのです。
ヨガで身長が伸びたという例は続出している
ストレッチで身長が伸びるという話ですが、似たような事例としてヨガを始めて身長が伸びたという報告は非常に多くなっています。
ヨガは大体の人が大人になってから始めますので、成長期で身長が伸びたという話ではありません。
ヨガをすることによって習慣的なストレッチが身につくということ、さらに一般的なストレッチよりも一歩踏み込んだ柔軟性が身につくことにより、体の余計な歪みが解消して、身長が伸び、また健康にもなっていくと考えられます。
この身長が伸びたという報告は本当に多く、偶然誰かの計測間違いであったり、一部の特殊なケースとして伸びたということではなく、一般的に伸びやすいと考えても良さそうです。
姿勢が矯正されると考えれば、何もおかしいことではありません。
それだけ皆さん日常生活を送っていると体が歪みやすい状態にあるともいえるでしょう。
ヨガだけでなく、何かの運動をして身長が伸び出したという話もあります。
何か体を動かすことによって体の歪みが取れ出すということは一般的によくあることなのかもしれません。
成長期が終わっていないならサプリメントもあり
身長を伸ばすということですが、まだ成長期が終わっていない状態であれば、このストレッチをするということ以外にもサプリメントを利用してみるというのもいいかと考えられます。
成長期が完全に終わっていないということはまだ本質的にも骨を伸ばして身長を伸ばすチャンスがあるということです。
何歳で成長が終わるかということは個人差があり、なんともいえないところがあります。単純に18歳で終わりとか、20歳で終わりとか、大体そのくらいで止まりかける人は多いですが、単純にそれだけでは説明できないこともあります。
さすがに本当に大人になってしまうと、もう姿勢矯正で今ある分を最大化するしかできませんが、成長期内であればサプリメントをとって栄養を最大化させることによって身長を伸ばすというような選択肢もとれるのです。
まとめ
ここでは朝と夜では身長差があるということ。その身長差の原因と朝の状態にリセットする方法等について紹介しました。
またただ朝の状態に体を戻すだけではなく、長期的にストレッチを行うことによって体の歪みを治して、ずっと身長を高くしていくということも可能です。
本当に身長が伸びるというよりは、縮んでいたものが元に戻るということにはなりますが、計測値が上がって見た目もよくなることには変わりありません。
せっかくですので、自分の身長、スタイルは最大限によく見せられるように工夫してみるのではいかがでしょうか。
・身長を伸ばすのであればプラステンアップαのサプリメントもおすすめです。
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