鶏肉をたくさん食べれば身長が伸びやすくなる?小学生・中学生には鶏肉をたくさん用意すればいいの?
そのようなことについて書いてあるものを見ました。
子どもの身長が気になるという親は多いですが、では具体的にどう対策したらいいのか、これが本当に難しいですよね。
ここでは鶏肉と身長、食事の関係についてお話しします。
目次
鶏肉に含まれる栄養素は重要
鶏肉を食べると身長が伸びるという話。
何故そのような特定の食べ物の話が出ていたのでしょうか。
これにはそれなりに根拠があり、一番は鶏肉にはたんぱく質が豊富に入っているということがあるのかなと思われます。
また特に鶏肉と言えば、ささみがアスリートの食事として有名です。
筋トレに本気で励む人も鶏のささみはよく食べますよね。
ささみについて調べてみるとこのような情報が出てきました。
ささみのカロリーは、1本あたり45kcal。
ササミは鶏肉の胸肉周辺にある部位で脂肪分が少ないためカロリーも低い。
油で調理するささみレシピはカロリーアップするが、茹でる・蒸すなどササミをノンオイルで調理し、カロリーを抑える鶏ささみ料理も人気。【鶏ささみ肉の栄養(100g)】
・糖質(0グラム)
・食物繊維(0グラム)
・たんぱく質(23グラム)鶏のささみの栄養は、炭水化物・脂質はほぼなく、ほとんどがタンパク質で牛肉や豚肉でいうヒレ肉に近い食材。 パサパサしやすい鶏のささみ肉は、調理法の工夫でしっとり柔らかい食感に仕上げることも可能。
衣をつけて油で揚げるささみカツ、塩や砂糖で下味をつけてから熱湯に浸して作るささみハム、甘辛いタレで味をつける鶏ササミの南蛮漬けや焼き鳥、身をほぐして野菜と混ぜあわせるササミのサラダや梅紫蘇ササミロールなど、鶏ささみ肉を用いる人気レシピも豊富。
引用 カロリー Slism
炭水化物がほぼなくて非常に太りにくいというものでありながら、たんぱく質が豊富だということ。
アスリートにとってもパワーを得るのに便利ですし、普通の大人であっても健康食、ダイエット食としてもありですね。
他に栄養としてもビタミンB群、ビタミンAも豊富で子どもの成長に関しても良い食べ物であるということが言えます。
鶏のから揚げだとどうなの?
鶏のささみが優れているというのはわかっていても、ささみは味のインパクトとしてはやや物足りない部分もありますよね。
もちろんそういう日もあっていいし、その料理もいいのですが、それだけだと飽きてしまうというか・・・。
やはり鶏肉といえばから揚げ。
から揚げにするとどうなのかというころで見てみますと、1個あたりのカロリーは70~90kcal程度になるようです。
1人前が300kcal程度と書いてあるところも多いです。大きさにもよりますけど、1回に3~4個食べてとなると、まあそんなもんかなというところですね。
から揚げになるとカロリーが出てきますし、糖質も出てきますので、ダイエット食から太る食事へと変わってしまいます。
とはいっても栄養は健在。子どもにとってはたんぱく質やビタミンを摂るのに優れた食事であるということは変わりません。
たんぱく質摂取を狙った方が身長アップには良い
身長を伸ばしていくのに必要な栄養素は何かという点ですが、今ではたんぱく質を摂取するというのが一番良いということが定番となっています。
従来であればカルシウムでしたが、カルシウムも当然必要なものとして、直接的に骨を伸ばすのはたんぱく質の方だという結論となっています。
たんぱく質の高い食事となると、肉類は優れたものになります。
欧米の方々で背が高いというのは肉食中心だということも関係してきそうです。
肉というと牛肉、豚肉というのがまず浮かんできますが、鶏肉もたんぱく質が高く、またささみ等のダイエット的な使い方もできれば、から揚げ等子どもも大人も喜びそうなメニューもいける、そしてそこまで高い価格というわけでもないと、用意しやすい食事であると言えます。
カロリーの心配をそこまでする必要性はある?
鶏のから揚げはおいしいけど、カロリーがちょっと心配・・・。
大人であれば、当然そうなりますし、日々の健康管理のために避け気味になるのもわかります。
でも、子どもの場合、特に成長期の子どもの場合、そこまでカロリーを気にする必要はあるのでしょうか?
こんなから揚げのカロリーに気を使っていて、実は買い食いをしていたり、タピオカミルクティーを飲んでいたり等、中途半端なカロリー制限になっていないでしょうか?
今すでに体が太ってきていてヤバイ・・・等のことがない限りは、そこまで気にすることではないかと個人的には思います。
カロリーを制限して太らないようにするのではなく、食べたカロリーを思いっきり消費するということを考える。
こちらの方が身長を伸ばすと考える場合には良い行動になってきます。
成長期の場合は、消費カロリーが大人と比べてかなり高いということもありますし、積極的に食べてその分は消費するという姿勢の方がいいですね。
炭水化物抜きがいいなんて言うけど?
食事は炭水化物抜きがいいなんて話があります。
これも、あくまで大人にとっての話です。
子どもはガンガン食べてしまって大丈夫です。
身長に悩んでいる、もっと伸ばしたいというのに、ごはんを食べることを制限するのはよくありません。
身長は十分で太っているのを治したいのであれば炭水化物制限をしてもいいかもしれませんが、ここを見ている方はそうではないはずです。
お米というと炭水化物なイメージが多く、事実その通りではあるのですが、他にもたんぱく質、ビタミンB類、マグネシウム等も含まれています。
そして炭水化物のエネルギー現となるため、成長期の子どもが下手に制限をしないで、その力を活かして活発に動いた方がいいのです。
鶏肉だけにこだわるのはよくない
身長を伸ばす食べ物として鶏肉という話が出ましたが、鶏肉だけにこだわるのはよくありません。
鶏肉の栄養は豊富だということはわかっていますが、それでも全栄養を満たすというものではありません。
人はいろいろな食べ物を少しずつ食べることによって、体の栄養バランスを保っています。特定のものが好きだからといってちょっと多く食べるくらい、頻度が多いというくらいであればいいですが、身長を伸ばすために鶏肉ばかりを食べるというのはおすすめしません。
他にも身長を伸ばすのに良い食べ物はたくさんありますし、特定の食事にこだわりすぎると栄養が偏って何かが足りなくなって、それが体にダメージを与え、逆に身長を伸びなくさせるという可能性も出てきてしまいます。
同じものばかり食べると飽きる、ストレスも
鶏肉がいいからと鶏肉ばかり食べる。
こうした同じものばかり食べるというのは、最初はよくても、そのうち飽きてしまいます。
飽きがきてしまうと、なんだかもういいかな、と反動がきてもうその後はしばらく食べなくなってしまうものです。
身長を伸ばすために始めたのに、そうなってしまうととても微妙ですよね。
また無理やり食べさせられたりするようなことになると、子ども本人がストレスを感じてしまうかもしれません。ストレスも身長アップの大敵です。
ある程度のストレスは日常生活や集団生活の中であるのは仕方がないものになりますが、余計なストレスは成長を止める要因にもなってしまいますので、この点は注意するようにしましょう。
おやつでお腹いっぱいになることを避ける
食べ物を気をつけるときに、一番まずいのがおやつを食べてお腹いっぱいになってしまうとかです。
おやつの時間にたくさん食べれば、普通はごはんに影響が出てきます。おなかがすかなくなりますので、その分食べられなくなります。
これはよくありません。おやつもごはんも両方食べているから大丈夫だと思っても、実はおやつを食べなければごはんをもっと食べることができたかもしれないわけです。
本当はごはんを食べて摂るべきであった栄養をおやつの分に振り分けてしまったということ。
おやつがカロリー、糖質だけで実質的な栄養素がないと考えると結構危険な話ですよね。
ただお腹が膨れただけで栄養を取り入れる機会を失ってしまったということになります。
大人であれば、まあおやつを食べたからといってどうにかなるわけではありません。子どももおやつゼロというのも、それもまたどうかという話になってしまいますので、完全に無くすのは微妙なところになります。
ただ、身長を本気で伸ばしていきたくてそのための準備を始めるということであれば、おやつの量は考えた方がいいですし、小魚系などの栄養のあるものを代用する等も考えてもいいのかもしれません。
無理をしても、また子どもがストレスをためることになってしまいますので、できる範囲で少しずつということでやっておきましょう。
シンプルに食事量が多いと身長は伸びやすい
身長を伸ばすのに何を食べればいいのかということが話題になりやすいですが、実はシンプルに食事量が多ければその分身長は伸びやすくなってきます。
不要な分をとっても体の外に出ていってしまったり、脂肪となったり等のことはありますが、それでも成長期においてはどんどん栄養を摂っていった方が身長は伸びやすくなります。
よく食べる子がよく伸びるというのは本当に正しいのです。
食べないのに身長だけが伸びていくというのは、よほど遺伝状態がいい等ではない限り通常はありえません。
栄養不足の状態だと身長が伸びないということは逆に栄養フル状態に
もっていけばいくほど伸びるというわけです。
もちろん他にも運動であったり、睡眠時間であったり、ストレスであったり、生活様式であったり等の条件もありますので、単純に食事量と比例するというわけではありません。
ただ身長を伸ばすチャンスを少しでも多くつかむためには、とにかく食べるだけ食べた方が有利です。
栄養のあるもの限定の話なので、おやつしか食べない、またはお米ばかりしか食べないとかそういったことは無しにしましょう。
また食べればカロリー分も体に蓄えることになりますので、できるだけしっかりと運動をして燃焼しておくということもポイントになります。
子どもの身長を伸ばす食事とは
子どもの身長を伸ばす食事は何がいいのか。
これはベストなものはたんぱく質多めのもの。肉類、魚類、豆製品ということです。
これらは重要なものになりますが、身長を伸ばすには、他の栄養素も必要になってきます。
ベネッセのサイトを見てみるとこのような食品が出てきます。
【カルシウムを多く含む食品】
乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズなど)
魚(ちりめんじゃこ、ワカサギ、干し桜えびなど)
海藻(わかめ、ひじきなど)
野菜(小松菜、チンゲン菜、切干大根、クレソンなど)
大豆製品(豆腐、納豆、油揚げなど)
その他、ごまやアーモンドなど【マグネシウムを多く含む食品】
しらし干し、油揚げ、あさり、納豆、いくら、桜えび、ひじき、ココアなど【ビタミンDを多く含む食品】
しらす干し、いくら、鮭、さんま、ひらめ、きくらげなど【亜鉛を多く含む食品】
牡蠣、豚肉、牛肉、チーズ、ココアなど【たんぱく質を多く含む食品】
魚、肉、豆製品など
引用 ベネッセ 教育情報サイト
https://benesse.jp/kosodate/201605/20160531-3.html
やはり乳製品、魚系、+海藻、野菜と想像しやすい栄養が豊富な食品という感じですね。
一般的におかず類を多くしていけば自然と豊富な栄養が入ってくるというようなイメージでしょうか。
サプリメントを使って栄養を摂るのは良い?
サプリメントを使って栄養を摂って身長を伸ばすという方法。今は身長を伸ばすサプリメントもかなり販売されてきています。
食事で工夫せずにサプリメントで栄養を摂ろうとする人を批判するような人もいたりするのですが、基本的に栄養がきちんと摂れるのであれば、食事であってもサプリメントであってもそれは変わりません。
吸収率の問題もあったりしますので、厳密に同じというわけにはいきませんが、サプリメントを飲んで後は何もしないということではなく、普段の食事にプラスしてサプリメントを飲むということになると思いますので、何か問題があるわけではなく、そのまま追加で栄養分を摂ることができます。
誰もにおすすめするというわけではありませんが、子どもの身長に不安がある場合には、一定期間使ってみて身長の伸び率などの反応を見てみるのも良いと思います。
まとめ
鶏肉をたくさん食べると身長は伸びるのか?ここではそのテーマと食べ物と身長の関係について説明しました。
鶏肉自体は栄養分も豊富であり積極的に食べたいものにはなります。ただ、何事も程度というものがあり、そればかりを食べるのではなく、しっかりと栄養バランスをとっていろいろなものを食べるように工夫しなくてはいけません。
身長を伸ばすためには栄養のあるものをたくさん食べるということが大きな効果となってきます。身長に不安があるという方は食べ物から見直しをしてみるというのもいいかもしれません。
・身長を伸ばすのであればプラステンアップαのサプリメントもおすすめです。
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