たんぱく質が身長を伸ばす栄養素?どんな食事がいいの?

たんぱく質が身長を伸ばす栄養素?

身長を伸ばすためには大事なことは栄養だと言われています。
栄養といってもどれを選んでいいのか、どの成分が優れているのかがポイントとなります。

今は身長を伸ばすのに良い栄養素としてはたんぱく質がよいとされています。もちろん他の栄養素も適切にとった上でのたんぱく質の摂取ということにはなりますが、積極的にたんぱく質を摂った方が身長が伸びる可能性が高まるということです。

ここでは、たんぱく質と身長の関係などについて説明していきます。

身長を伸ばす栄養素はカルシウムだという誤解

身長を伸ばす栄養素というと、どうしてもカルシウムのイメージが強すぎます。

知り合いにどうすれば身長は伸びるの?と聞いても牛乳や小魚を食べてカルシウムをたくさん摂ればいい、なんて回答が返ってきたりします。
今でもそう考えている人は相当たくさんいると思われます。

カルシウムは必要な栄養素であり、摂ってはいけないものではなく、むしろ摂らなければいけないものなので、余計に誤解を招きやすくなっています。

実際のところカルシウムは身長という面では補助的な役割になります。確かに骨を作るのに役立つのですが、骨を太くするようなつくりということであり、伸ばす方面とはまた異なるのです。

カルシウムをたくさん摂っていると、丈夫な骨となり、また将来の骨粗しょう症の予防にもつながります。骨が弱いと骨折もしやすくなりますし、身長とは関係なくカルシウムで骨を強くする必要はあるということです。

このことと身長をメインで直接的に伸ばす栄養とは別ということで、単純にカルシウムをたくさん摂ればいいというわけではないことを覚えておいてください。

たんぱく質が骨の骨端線を成長させてくれる

身長を伸ばすのに直接的に役に立ってくれる栄養素、それはたんぱく質です。

たんぱく質が骨の骨端線を成長させてくれると言われています。
骨の骨端線とは何かということですが、骨の端の部分が線のように見えて、そこが軟骨となっています。

この軟骨部分がたんぱく質の力によって成長していき、そして伸びて骨となっていくのです。身長を伸ばすということは骨を伸ばすということであり、たんぱく質の力で骨端線部分を伸ばすということが大事になってきます。

たんぱく質であれば、日常的にも摂るのが難しいという栄養素ではありませんし、工夫して増やしていくということもできそうですよね。

たんぱく質は骨を成長させるだけではなく、筋肉の増量にも関わってきますし、他にも体の臓器、血管、皮膚、ホルモン等にも影響してくる重要な栄養素なのです。

たんぱく質摂取にもバランスが必要?

たんぱく質を摂れば身長が伸びやすくなるということを言いましたが、このたんぱく質にもバランスが必要という話もあります。

たんぱく質というのはアミノ酸で構成されているものになるのですが、このアミノ酸は20種類あり、バランスが取れていないと効果が悪くなるということです。

たんぱく質は肉類に豊富に含まれているのですが、たんぱく質の量はそれでとれても、肉類ばかりだと偏ってしまいます。

肉類や魚、卵などは動物性たんぱく質になりますが、他にも大豆などに多く含まれる植物性たんぱく質も大事です。

このたんぱく質のバランスという話は、非常に難しい話になります。
たんぱく質がただでさえ不足ぎみであるのに、そのたんぱく質の構成成分まで考えて食事をとるというのは、実際は厳しいのでは・・・と思うのです。

何がどれだけ足りていて不足しているのか、たんぱく質構成要素のアミノ酸はどの種類がとれているのか、結局私達にはわかりようがありませんので、肉類を多くとりつつ、いろいろなおかずをバランス良く食べるということを心がけるくらいになるのではないでしょうか。

アルギニンをたくさん摂るべきかどうか

アルギニンという言葉は、身長を伸ばすということを調べていると必ず出てくる成分です。

アルギニンというのはアミノ酸の20種類ある中の1つになります。
ちょっとややこしいですが、たんぱく質があって、そのたんぱく質を構成するアミノ酸があって、その中の一つがアルギニンということです。

このアルギニンが身長を伸ばすのに大きな効果があるという説が有力となっていて、アルギニンに特化したサプリメントも販売されています。

サプリメントではドクターセノビルがアルギニン重視ということで有名なものですね。

ドクターセノビルの口コミ・評判は?アルギニンの身長アップ効果とは?

2019年11月3日

では、アルギニンをとにかく多く摂ればいいのかというところを見ると、今度はまたバランスという話も出てきます。
特定のアミノ酸だけをとってもバランスが悪いとよくないという話も出てきます。

これは非常に難しくてどこまでアルギニンを重視すればいいのか、どの時点でバランスが取れているのか、この判断ができないのです。

アルギニンを重視しているサプリメントなんて意味がないからやめた方がいいと主張する人もいたりするのですが、それはある程度別商品を紹介したい人のポジショントークだったりするのかなとも思えるところがあります。

実際にアルギニン重視のドクターセノビルのサプリメントを飲んで身長が伸びたという報告はたくさん出ています。
本当に意味がないならもうクレームだらけになっているはずですが、そうはなりません。

また、以下の動画で医師もアルギニンは効果があるということを述べているものもあります。

※動画の公開は終了しました。

今のところ、完全にアルギニンだけを飲ませるというのはバランス面が極端すぎるのかもしれませんが、アルギニンを上手く活用したサプリメントを飲むというのは効果が期待できると考えています。

必要なたんぱく質量の目安

たんぱく質が大事ということですが、具体的に1日何gを摂るようにしたらいいのでしょうか?

ここも議論になるところではありますが、厚生労働省の基準は男性60g、女性50gとなっています。

これは成人の話であり、成長期で身長を伸ばしていくということを考えると、プラス10g程度はあってもいいと考えられます。

たんぱく質も筋肉をつくるのに使われてるということもあり、運動をする人には多く求められます。筋トレをしている人のプロテインがまさにたんぱく質です。

プロテインという名前で販売されているものは、日本語に訳するとそのままたんぱく質なのです。

だからといって、子どもがそのままプロテインをガンガン飲めばいいのかというと、バランス上の問題もありますし、本来用途とは異なるので、おすすめはしていません。

特別な運動をしていない限りは、食品からたんぱく質を摂取するのが自然かつ安全です。

たんぱく質をとりすぎになる心配はない?

たんぱく質がいいということで言われているけれど、たんぱく質中心の食事に変えていくと、たんぱく質の過剰摂取になってしまわないのか?

そういう心配も出てくるかと思います。

もしたんぱく質を過剰摂取してしまうとどうなのか、ということですが、これは対外に排出され、されなかった分に関しては脂肪になります。

プロテインをとっても運動しないと筋肉がつくどころか太ってしまうというのはこのためです。

では、ほどほどにしておいた方がいいのか?というところですが、成長期の間のたんぱく質に関してはむしろどんどん摂るくらいの気持ちでいいでしょう。

大人になってからでは、代謝量も異なってきますので、下手な摂りすぎはよくないかもしれません。

学生時代、ごはんの食べ過ぎで太っていたという人はいますか?太っている人はおやつ、スイーツ類の食べ過ぎでということはあっても、通常のごはん、おかずで太るということはそうめったにないのではないでしょうか。

身長が限界値に伸びていて問題がなくてもうカロリーオーバーになっているような状態であれば、制限すべきですが、たいていの身長に悩むような人は、栄養素としては全然不足しているはずです。

摂りすぎなんことは考えずにどんどん摂って、どんどん消費し、骨となり、体をつくるという勢いでいいでしょう。

適度な運動もしておくということ

成長期のたんぱく質摂取に関しては、どんどん摂った方がいいということを言いましたが、同時に適度な運動もしておくことをおすすめします。

たんぱく質は運動でも使われて、体がつくられていくということもありますし、たんぱく質が過剰状態になることも防げます。

またたんぱく質の話に関係なく、運動している際には成長ホルモンが活発に分泌するということがわかっています。

運動していると運動していない人では運動している人の方が身長が高くなりやすいということです。

成長ホルモンが分泌されるのは運動のときだけではありませんし、他にもさまざまな要素がありますので、運動をしているかどうかだけで身長が決まるということはありません。

絶対運動部に所属しておかなければいけないというわけでもなく、日々の自宅でのストレッチでもOKというものです。

ただ食べるだけで食べて家で何もしないというのではなく、体を動かす習慣を持っておくようにしましょう。

おすすめの食事内容

たんぱく質をとるための食事としてはどのようなものがいいのでしょうか。
基本的にはたんぱく質は、肉類・魚類・豆類・卵類に多く含まれていると考えてください。

魚の干物、納豆、ハムエッグ、卵焼きというような代表的な和食の朝食。こういうものも非常にたんぱく質に優れているというものになります。

高たんぱく質ということですと、アスリートが食べている食事なども参考になります。

・牛肉のオイスターソース炒め
・鶏の梅しそレンジ蒸し
・豆乳鍋

こんなメニューも出てきました。

他にもヨガのサイトからはタンパク質の優れた食事としてこのような例も出ていました。

<食事例>
■朝食:納豆たまごご飯/蒸し野菜/豆腐とわかめのみそ汁/いちご3粒
エネルギー量 487kcal/たんぱく質量 19.4g

■昼食:鮭とほうれん草のクリームパスタ/コンソメスープ/サラダ
エネルギー量 643kcal/たんぱく質量 27.2g

■夕食:よせ鍋(鶏もも肉、タラ、つみれ、野菜)/〆の雑炊(たまご入)
エネルギー量 448kcal/たんぱく質量 26.4g

■間食:ナッツ&ヨーグルト/みかん1個
エネルギー量 125kcal/たんぱく質量 4.2g

総エネルギー量 1703kcal/総たんぱく質量:77.2g
※文部科学省 日本食品標準成分表2015年版(七訂)より算出

引用 yoggy magazineより

やはりどの食事も卵、豆腐、魚、肉と上手く活用していることがわかりますね。

日本人のたんぱく質摂取量も減り、身長の伸びも悪くなった?

今日本人は身長が止まり、従来のように若者が身長が高くなるという時代が終わってきています。

この20年くらい身長はずっと停滞してきてしまっています。
たんぱく質の摂取量もどんどん減ってきているとされています。

この2つが関連しているかどうかというのは、他の栄養の関係もあり絶対とは言えませんが、一種の相関はある可能性があります。

たんぱく質の摂取量も減ってきて、全体的な栄養も減ってきて、身長の伸びが悪くなってきた。
結構これがリアルな日本の姿なのかなとも思えてしまいます。

経済停滞ではないですけど、栄養面でも日本は停滞、後退してきている、子どもがしっかりと良いものを食べなくなってきて、成長が鈍っているのではないでしょうか。

逆にしっかりとした栄養を摂るようにしていけば、身長を大きく伸ばすことができるチャンスがあるとも言えますね。

身長サプリメントを積極的に利用してたんぱく質をとる

たんぱく質の多い料理を積極的に摂っていくといっても、そう簡単にこれらのことができるわけではありません。

アスリート、ボディメイクをしている人が本気で食事制限、食事内容を管理していくということはありますが、成長期の普通の子どもの身長を伸ばすのに徹底した食事管理をする。

これは相当難しいですし、他の家族もいるでしょうし、忙しさもありますし、ということで、なかなかやりようがないところがあります。

身長に悩んでいて身長を伸ばすことを直接的な目的としているということであれば、サプリメントの力を使うというのも良い方法だと考えます。

今は身長を伸ばすサプリメントということで、身長を伸ばすことを専門に成分を配合したサプリメントが販売されています。

上で言いましたドクターセノビルもそうですが、アルギニン重視でなくても全体バランス重視としては他にも多くの魅力的なサプリメントというものがあります。

良いサプリメントを選べば、食事に迷うことなく、純粋に栄養分をプラスして、より身長を伸ばす可能性を高くすることができるでしょう。

どのようなサプリメントが良いのか一度チェックしてみてください。

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まとめ

ここではたんぱく質が成長のため、身長を伸ばすには重要な栄養素だということ。たんぱく質を摂るためにはどうすればいいのかということについて説明しました。

普段から不足しがちな栄養がたんぱく質。ちょっと意識するだけでも変わることがあるかもしれません。

身長を本気で伸ばしにいきたいのであればこのたんぱく質に関しても対策をしっかりと考えていきましょう。

・身長を伸ばすのであればプラステンアップαのサプリメントもおすすめです。

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