睡眠をしっかりととれば身長は伸びていく。
睡眠のただとるだけではなく、その質が重要視されている。
睡眠時間がたとえ短かったとしても、その質がしっかりしていればOK。
そんな話をよく聞くかとは思いますが、今回その睡眠の質について否定する内容のニュースが出ていました。
睡眠の質と身長の関係について、そのニュースの内容を踏まえながら再度確認してみたいと思います。
目次
「睡眠は短くても深ければOK」は嘘というニュース
睡眠は短くても深ければOK、これが常識的な流れになっていましたが、この話が嘘だというニュースがありました。
このような話は本当に答えが定まらず、話がよくひっくり変えるというイメージがあります。
記事自体は子どもの身長を伸ばす睡眠ということを定義しているわけではなく、あくまで全体の睡眠の量と質の話です。
対象は大人で働いている人を想定しています。
仕事が忙しくて残業していて、普段の睡眠時間が減ってしまうというような人でも深く睡眠をとれば大丈夫。そんな話が否定されてきているということです。
これは決して大人だけの話ではないですよね。
成長期の子どもであっても睡眠時間が少なくて困っている。
普段の活動を一生懸命やっているとどうしても寝る時間が少なくなってしまうという人もいるかと思います。
睡眠時間は少なくても質を良くしていけば、という行動がそもそも違うとなるとちょっと問題となってしまいます。
なぜそんな話が出てくるのか。
その根拠の一つとして、「睡眠不足で悩んでいる人の方が実は睡眠が深い場合が多い」という話がありました。
これでは、深ければいいということは何の解決にもならなくなってしまいます。
「睡眠は短くても深ければOK」のウソ
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200111-00010001-nknatiogeo-sctch&p=1
睡眠時間が6時間を下回ると?
あなたの睡眠時間は何時間でしょうか?
また子どもの現在の睡眠時間は何時間でしょうか?
適切な睡眠時間を確保していればいいのですが、睡眠時間が6時間を下回った場合、脳・心疾患、うつ病などのリスクが上昇するということが言われています。
これはあくまで大人の話ですが、子どもも若いからといって無茶をしても大丈夫かというと微妙なところがあります。
テスト前の1日2日を無理したからといってどうにかなるということは考えにくいかもしれませんが、長期間睡眠時間が短い状態が続くと体調に悪影響を及ぼす可能性もありますし、成長に関してはもちろん悪影響が出てくることになるでしょう。
睡眠時間が短いせいで日中の活動意欲が落ちてしまって、暗い生活を送るようになり、どんどん悪い方向へ行ってしまう。そういうことにならないように最低限の睡眠時間は確保しておかなければいけません。
睡眠の質が科学的に定義されていない
ここで睡眠の質と量に関する問題として今回のニュースでも出ていたことですが、「睡眠の質が科学的に定義されていない」というものがあります。
何をもって質が良い睡眠なのかがはっきりしなくてあくまで個人の感覚の域を出ないということなのです。
単純なレム睡眠とノンレム睡眠の数値の差でみることはできず、睡眠不足で悩んでいる人ほど深く眠っているというような結果が出てしまうということを言いました。
また、個人差が大きく体質的に浅い睡眠でも満足感を得ている人もいるということです。
個人差の話になってしまうと、基本は何時間でどういう周波を出しているとOKでという判断基準がないということであり、こういう眠り方をすればいいということが言えないということになってしまいます。
質の良い睡眠をとりましょうといっても、その質とは何ですか?ということに答えられないのはナンセンスな話ですよね。
睡眠が短くても大丈夫と言っているのは本人だけで実は本当はダメなのかもしれませんし、この答えを現状出すことはできないのです。
短くても深ければ大丈夫という証明はない
睡眠時間が短くてもその質が深ければ大丈夫だという流れがあったのですが、今回の話ではその前提がなくなり、何の証明もできなくなったということになります。
あくまでこのニュースもそういう説の一つでしかなく、その記事一つをもってすべてを全否定というのもよくありません。
〇〇は健康に良い、〇〇は健康に悪い、等のニュースはよく流れてきますが、時間とともにすぐ内容が変わってしまいます。現代でも健康分野に関しては本当にわからないことだらけ、あくまで説の一つでしかないという話が多いのです。
私は睡眠の質が深いから大丈夫だと安心している人は本当に大丈夫なのかということを見直してみる必要はあるかと思います。
全く健康上問題もなくて、数値上も問題なし、日中の活動上も問題なしというのであれば個人的に大丈夫な体質ということでいいのかもしれませんが、もし何らかの疑いはある場合は、睡眠時間を改善してみることも考えてみましょう。
睡眠中に成長ホルモン分泌が促進されるのは事実
睡眠の質についてはいろいろな疑いや見解があるということが出てきましたが、子どもの成長、身長を伸ばすということに関しては、睡眠中に成長ホルモン分泌が促進されるのは事実です。
この事実は変わりません。
睡眠時間が少なくとも質が良ければ大丈夫ということが絶対にそうとはいえない以上、子どもに関してはたくさんの睡眠時間を確保しておいた方がいいことになります。
睡眠中の成長ホルモンの分泌量の多い少ないということはあるかと思います。ただしっかりと寝ないで睡眠時間を削った生活をしていて、成長ホルモンが無事に出るという保証はどこにもありません。
結果はどうなるのか、上手く深く眠れているのかの判断は難しいですが、まずとにかく子どもは寝ておかないと始まらないということです。
すぐ眠れない人はどうする?
睡眠時間を確保しようと布団に入ってもすぐに眠れない人もいますよね。
直前まで活動している、勉強している、ネット等を見ていたりと脳が興奮状態になっていると、すぐに眠れなかったりします。
本当に眠くなってきて、眠いから寝るという状態で寝ればすぐに眠ることができますが、そうではなくて、別に本人は特別に眠いと感じていないけど睡眠時間確保のために寝る。
こういうやり方だと眠気が出てこなくてなかなか寝付けなくて、結果的に布団に入っているだけで睡眠時間が少なくなってしまうということも起こります。
睡眠をしっかりととるには日中も活動していて、夜には眠いと感じる状態になっていることが理想です。
子どもも一生懸命学校で過ごしたり、部活動で汗をかいたりして体が疲れているという状態だとすぐに寝られるはずです。寝られないということは体が疲れていない、必要な活動量に達していないということも考えられます。
布団に入っても眠れない人への方法として、ストレッチ的な動画もありましたので紹介しておきます。
布団に入ると目が冴えて眠れない系の人が「スッ…」って眠れるようになる方法。
仰向けで寝て、大きく息を吸いながら手を上に上げ、手のひらを力いっぱい広げる(息吸ったまま)→もう吸えない所まできたら、息を吐きつつ力を一気に抜く(腕がばたーんと落ちる)。これを繰り返すと脱力して眠くなる。 pic.twitter.com/iPhfRSk0ck— 白神 典明 (@hug_yama) January 2, 2020
睡眠時間を削るのは成長に関してリスクあり
ここまでの話でやはり子どもに関しては睡眠時間を削る、睡眠時間が少ないということは成長、身長を伸ばしていくことに関してリスクがあるということになります。
質を深めるといっても、その質の定義も、計測の仕方もわかりません。
大人であれば、日中を元気に過ごしていれば多少はいいかもしれませんが、子どもの場合、知らず知らずのうちに、成長を止めてしまうということがあるかもしれないのです。
子どもの身長を伸ばしていくのにこんなリスクをわざわざ背負う必要はありません。子ども時代によく寝ていなかったために将来の身長が低くなってしまった。
そんな事態になっても後から悔やんでももうどうしようもありません。
成長期の大事な時期はしっかりと睡眠時間を確保して、質も重視するのはもちろんですが、量に関しても問題ないといえる量を確保するようにしておきましょう。
理想は8時間なんてことが言われています。なかなかこの数字は難しいかもしれませんが、その時間に近い時間寝られるように、うっかり夜更かしすることのないように気をつけていきましょう。
勉強して眠る時間がないという人は?
子どもの場合に睡眠時間の確保に問題となるのが、勉強していて眠る時間がないという人です。
昨今では中高一貫教育が当たり前になり、中学校の時点で受験という人も増えています。また高校受験、大学受験も同じく成長期の最中での自出来事であり、あまりに夜遅くまで勉強し続けているというのは、成長にとってマイナスになりかねません。
勉強をして遅くなっているというのを見ると、親としても偉いと思いますし、子どもに対して頑張れ!と応援したくなってきます。もちろん勉強しているのを応援するということは良いことではありますが、睡眠時間が減っているというのは微妙な話です。
受験勉強で睡眠時間が減ってしまった結果、最終身長が小さくなってしまった、本人が身長コンプレックスを抱くようになってしまった。
こうなってしまうと、そこまで勉強して本人にとって良かったのかどうかという話になってしまいます。
そこまで睡眠時間を削ってまで勉強しなければ、志望校合格ができないものなのかというものもあります。
もしかすると最初から目標があまりにも遠すぎる、勉強の効率が悪い、どこかでさぼりであったり、集中力が欠けている等の問題が起こっているかもしれません。
本当の最後の直前であればまだわかりますが、日常生活から勉強で寝る暇もないというのは明らかにやりすぎなところもあります。
子どもの状態を見て、過剰な状態になっていないかはチェックして、状態によっては見直しをすることも考えた方がいいでしょう。
ゲーム等の時間、ネット閲覧時間の見直しも
睡眠時間が足りないということが、勉強の理由ではなく、ゲームをしていたりネットで時間を使っているということであれば問題です。
問題とはいっても、現実的にそうなっている人もたくさんいるでしょう。
特にスマホで見ている場合は、親としてもぱっと見た目でどうしているかがわかりにくいというところもあります。
アプリで勉強しているのか、それともゲームをしているのか、ネット閲覧をしているのか、ずっとSNSをしているのか。一つ一つを確かめないとわかりようがありません。
こういう事情で睡眠時間が減ってしまっている場合は、すぐに生活の見直してをしていかなければいけません。
本人に自覚がないという場合も、身長の伸び、成長に悩みがあるのであればそのことを気付かせてあげましょう。
身長に関してはもう十分伸びてこれ以上伸ばす必要がないということであれば、多少は夜更かしをしても自己責任にはなってきます。
後で伸びなくて、あのとき夜中までゲームをしていなければよかった等、そんな理由で後悔するのだけは避けたいものです。
なんでもやっていると際限なくなってしまいますが、そのことは今本当に必要なことなのかを見直していけばいいでしょう。
睡眠サプリではなく成長サプリを使って
睡眠が上手くとれない、睡眠の質がよくない、成長・身長の伸びに悩みがあるという場合サプリメントを使うという方法もあります。
この場合、睡眠サプリメントを使うのはおすすめしません。
睡眠のためのサプリメントは販売されていますが、多くは大人向きであり、子どもが子ども時代から飲んでいいものかどうかというと微妙なところがあります。
特に睡眠サプリメントがないともう寝られないなんて習慣がつくと困ってしまいます。本当に病的に眠れない、眠りがおかしいという場合は医師の診察を受けた方がいいでしょう。
まず睡眠サプリメントを飲んでなんとかするというのは避けた方が無難です。
身長を伸ばすということが目的であれば、身長を伸ばすサプリメントというのは存在します。こちらは最初から子どもが飲むために作られていて、成分も安心できます。
特にプラステンアップのサプリメントの場合、睡眠の質をサポートするクワンソウの成分も入っていて、成長面の栄養、睡眠の質という両方を確保するのにおすすめできるものとなっています。
必要に応じて使ってみることも検討してみてください。
まとめ
ここでは睡眠の質というのは証明されていない、質が良ければ量はいらないということを否定するニュースから、睡眠と成長の関係について書きました。
本当に必要な睡眠は何時間なのか、これは結局のところ個人差の話になってしまいますし、明確な時間というのはわからないものです。
子ども時代はとにかく余計な睡眠のリスクを負うことがないように、とにかく睡眠時間を多く確保しておくというのがベストだということですね。
くれぐれも睡眠不足にならないように、慢性的に睡眠不足になるような人は生活の見直しを考えてみましょう。
・身長を伸ばすのであればプラステンアップαのサプリメントもおすすめです。
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